みなさん、こんにちは。
インドネシアに対するイメージのひとつに「物価の安さ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
そのイメージ通り、インドネシアは日本に比べると物価が安く、日本人にとっても住みやすい環境であると思います。
そこでこの記事では、インドネシアの物価について以下の点を中心に解説します。
- 2023年版インドネシアの物価相場
- インドネシアでかかる1ヶ月の生活費
この記事を読むことで、インドネシアのリアルな物価相場がわかります。
インドネシアへ移住するイメージがより明確になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
※2023年10月時点のレートで計算(1円=104.9ルピアで計算)
■インドネシアの通貨は?
インドネシアの通貨はインドネシアルピアです。
ルピアの語源はインド通貨のルピーから来ています。
2023年10月時点のレートは、1円=104.9ルピア。100,000ルピアは953円です。
ゼロを2つ消すだけで100,000ルピア⇒1,000円と大体の金額が把握できます。
筆者は買い物の時、この方法でざっくり計算しています。
換金所での注意点
日本円に比べるとインドネシアルピアは桁が多いので、換金所でごまかされる詐欺がよく起こるので注意しましょう。
筆者は過去に、バリ島の換金所でごまかされそうになりました。
10,000円の換金をお願いしたところ、100,000ルピア(953円)しか出されませんでした。
桁が増えているのでお金が増えたような感覚になりますが、本来であれば10,000円は1,049,000ルピアになります。
事前に10,000円はルピアに換金したらいくらになるのかを把握していたので、この時はトラブルを回避できました。
ご高齢の方や慣れてない方は、金額をごまかされて詐欺に遭ってしまうケースが多くあるようなので気をつけてください。
換金する前には、インターネットやアプリを使い、換金したい日本円がルピアでいくらになるのかを必ず計算しておきましょう。
それでも心配な方は銀行で換金をしましょう。
銀行はレートが少し悪くなりますが、詐欺は絶対におこりません。
もしくは、ATMでインドネシアルピアに換金する事も可能です。
▼インドネシアでATMを使う方法▼
■インドネシアでかかる光熱費や通信費
筆者の1ヶ月の光熱費・通信費は下記となります。
電気代 | 241,000ルピア(2,297円) |
WiFi代 | 121,000ルピア(1,153円) |
プロパンガス代 |
40,000ルピア(381円) |
携帯代 | 24,000ルピア(228円)/12GB |
筆者の自宅は、井戸から水を引っ張っているので水道代はかかりません。
もし公共の水道を利用するのであれば、1人暮らしで1ヶ月90,000ルピア(857円)ほどです。
WiFi代
自宅にWiFiを設置するまでは、携帯の通信費は1ヶ月150,000ルピア(1,429円)/50GBでした。
インドネシアでは携帯の通信費は安いですが、電波が不安定です。
自宅の部屋によっては電波が悪くなるのが気になり、またオンラインミーティングが増えたためWiFiを導入しました。
WiFiには種類があり、設置したての頃は「通信量無制限」のプランを契約していました。
しかし、自宅であまり使わなくなったため費用を見直し、現在は1ヶ月121,000ルピア(1,153円)/50GBを購入して使用しています。
通信量無制限のWiFiは、1ヶ月324,900ルピア(3,097円)です。
あまり使わないので費用を抑えたいという方は、Orbit(オルビット)というWiFiがおすすめです。
ちなみにインドネシアの方達は、WhatsAPPなどを使って電話するので、電話代はほとんど使いません。
プロパンガス代
ガスは上記の画像のような「プロパンガス」がインドネシアでは一般的です。
1回の充填20,000ルピア(190円)で約2週間くらい使えます。
料理を頻繁にする方は充填頻度が多くなりますが、そうでなければ1ヶ月2~3回の充填で充分だと思います。
「プロパンガスを買いに行くのは重いし面倒」という方は、配送サービス(空のタンクと交換制)を行っているお店もあります。
携帯代
携帯代が日本の金額と比べるとかなり安く抑えられています。
自宅や職場にWiFiがあるので、携帯の通信サービスはあまり使用していないからです。
さまざまなプランがありますが、筆者は14日間で14,000ルピア(133円)/6GBのプランを使用しています。
1ヶ月にそのプランを2回購入しているので、1ヶ月のプラン料金は28,000ルピア(266円)/12GBです。
自宅や職場でWiFiが使えるので、携帯の通信量はそのくらいで充分です。
参考までに、たくさん使う方は145GB(30日間)で188,000ルピア(1,792円)のプランもあります。※Telkomsel(テレコムセル)の場合
■インドネシアの家賃相場
インドネシアには主に3つの物件タイプがあります。
- 一軒家(セキュリティ有)=Perumahan(ペルマハン)
- 一軒家(セキュリティ無)=Kampung(カンプン)
- アパート(家具家電付き)
筆者がインドネシアへ来たころは、ペルマハンの集合住宅地に住んでいました。
日本人で一人暮らし(女子)で何か問題があっては困るので、セキュリティがいる方を選びました。
現在は2人でシェアハウスをしているので、ペルマハンではなくカンプンの一軒家に住んでいます。
《間取り》
- 4LDK
- バス・トイレ:2つ
- 庭&ガレージ付
この物件の家賃は、2,500,000ルピア(23,832円)/月です。
※インドネシアでは12ヶ月分の家賃をまとめて払うと少し安くなるため、筆者は30,000,000ルピア(285,986円)をまとめて支払いました。
月々の管理費(ゴミ収集、夜のパトロール支援を含む)は90,000ルピア(857円)です。
筆者が住んでいるジョグジャカルタは、物件の相場がジャカルタに比べるとかなり安いです。
ジャカルタにあるアパートやマンションの家賃相場は、約70,000円〜/月です。
50,000円くらいの物件だと、不衛生な物件が多いので日本人が住むのには向いていません。
ジャカルタで物件を探すのであれば、70,000円以上/月の物件を目安に探すことをおすすめします。
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■インドネシアの食品の物価
長ねぎ1束 | 5,000ルピア(47円) |
にんじん1本 | 3,775ルピア(35円) |
きゅうり1本 | 6,100ルピア(58円) |
じゃがいも1個 | 3,250ルピア(30円) |
玉ねぎ1個 | 4,665ルピア(44円) |
なす1本 | 4,035ルピア(38円) |
インドネシアは量り売りが一般的で、画像のように1個ずつ計量してもらいます。
そのほかの食材の金額は下記の通りです。
卵1kg(約16個) | 24.900ルピア(237円) |
鶏もも肉100g | 4,600ルピア(43円) |
牛肉100g | 14,280ルピア(136円) |
お米5kg | 72,500ルピア(691円) |
飲料水1.5L | 7,000ルピア(66円) |
牛乳1L | 15,000ルピア(142円) |
コーラ1.5L | 15,400ルピア(146円) |
ビール500mL | 33,000ルピア(314円) |
■インドネシアの外食は高い?
インドネシアのローカルフード(屋台飯)は安いです。
ナシゴレン(炒飯)は、1人前15,000ルピア(142円)。
レストランで食べる場合、同じナシゴレンでも35,000ルピア(333円)です。
《そのほかのローカルフードの金額一例》
ミーゴレン |
15,000ルピア(142円) |
サテアヤム (焼き鳥)8本 |
12,000ルピア(114円) |
チャップチャイ (八宝菜のような野菜炒め) |
15,000ルピア(142円) |
屋台飯は100円台で食すことが出来ますが、衛生面が気になる方はレストランをご利用ください。
《レストランの金額の一例》
吉野家の牛丼 | 45,000ルピア(428円) |
牛角食べ放題 | 298,000ルピア(2,840円) |
パスタ1人前 | 60,000ルピア(571円) |
ピザ1枚 | 60,000ルピア(571円) |
ローカルフードに比べたら少々高いですが、その分店内が清潔でくつろげる空間です。
日本食をインドネシアで食べる場合は少々高くなり、ジャカルタの日本食レストランでお酒を飲んだ場合は1人5,000円〜10,000円が相場です。
■その他の物価
ジュース390mL | 6,000ルピア(約57円) |
タバコ1箱20本 | 35.000ルピア(333円) |
ポテトチップス | 13.000ルピア(123円) |
映画 | 35.000ルピア(333円) |
カラオケ1時間1部屋(2~3人部屋) | 60.000ルピア(571円) |
美容院(ヘアカラー) | 650.000ルピア(6,196円) |
タクシー初乗り | 8.500ルピア(810円) |
シャンプー750mL | 85.000ルピア(810円) |
食器洗剤800mL | 14.500ルピア(138円) |
日本の食材や調味料は高い
例えばポン酢は360mL入りが73,510ルピア(700円)など、日本の食材や調味料はそのほとんどを日本から輸入しているため高くなります。
ジャカルタ、バリ、スラバヤには日系スーパーの「パパイヤ」があるので、日本食に使う食材・調味料はだいたい手に入ります。
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■1ヶ月にかかる生活費
参考までに、筆者のインドネシアで1ヶ月にかかる生活費をご紹介します。
家賃、光熱費 | 2,741,000ルピア(26,129円) |
通信費 | 145,000ルピア(1,382円) |
ガソリン代 | 150,000ルピア(1,429円) |
食費 | 2,000,000ルピア(19,065円) |
交際費 | 1,000,000ルピア(9,532円) |
合計 | 6,036,000ルピア(57,540円) |
物価上昇に伴い、昨年に比べると生活費が少し上がりました。
しかし、下がったものもあります。ハイブリッドの燃費がいいバイクに乗り換えたので、ガソリン代が昨年より安くなりました。
筆者はジョグジャカルタで定食屋を経営しているので、飲み会は筆者のお店で開かれることが多いです。なので、交際費は安く抑えられています。
■まとめ
インドネシアの物価についてお届けしましたが、いかがでしたか?
インドネシアは、物価が年々およそ5~7%ずつ上がっています。
徐々に日本の物価に近づいているという感じがします。
生活に必要な物は日本より安いですが、UNIQLOなど日系企業の商品は日本と同じか、それより高い金額設定です。
それでも光熱費やローカルフードはまだまだ安く、通信費の見直しや自炊をするなど工夫をすれば、かなり節約できると思います。
日系企業で働く知人は「節約したお金で毎年旅行に行くようになった」と言っていました。
これをきっかけに、インドネシアへ転職した際にかかる費用が具体的に見えてきたのではないでしょうか?
自分にあったライフスタイルを見つけてくださいね。
それでは、最後までありがとうございました。
★maki green★
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