こんばんは。アイコニック・インドネシアのFukumuraです!
前回のブログでは、インドネシア就職が決まった後の移住前準備として、6つの項目についてお伝えしましたが、今回はその続きとなります。
ちなみに余談ですが、インドネシアではいよいよ断食(プアサ)が始まりました。人口の9割弱がイスラム教のインドネシアでは多くの人が断食を行っています。これからあと3週間程は日が昇ってから沈むまでの間、何も口にすることができなく、勿論水もダメだそうです。
街中にいつもある屋台も出ておらず、食堂も閉まっており、心なしか街が静かな気がします。開いているお店も、人が食事をしているのが外から見えないように、カーテンで隠されています。私のように断食をしていない人間も、あまりおおっぴらに外で食べたり飲んだりすることは良くないので、控える必要があります。日本では全く馴染みのない文化が新鮮ですね。
インドネシア人スタッフいわく、怒ったりすることもだめで、本当は仕事をすることもだめ(?)らしく、とにかくアクティビティを控えるのが基本だそうです。
インドネシア移住準備⑦ 携帯電話(スマートフォン)
インドネシアで日本の通信会社と契約したスマートフォンをそのまま使ってしまうと、非常に高額になってしまいます。電話はもちろん、パケット通信料も高くつくので気をつけましょう。
スマートフォンについては、人によって使用しているキャリアや、どういった方法で友人と連絡をとるのか(メール・無料チャット・アプリなど)によって変わるため、それぞれで調べる必要があると思います。私の場合、日本在住時はdocomoの携帯電話を使用しており、連絡手段は主にLINEなどのアプリが中心でした。携帯のメールや電話はほとんど使っていませんでした。
よく携帯電話のSIMロックを解除し、現地で購入したSIMを使って、これまでの端末をそのまま利用するというような話も伺いますが、自分にできるのか不安だったので私はこの方法をとりませんでした。
日本で使っていたスマートフォンは番号・メールアドレス保管サービス(月額500円くらい)で回線を止め、インドネシア就職後はwifi専用端末として使っています。また、インドネシアでの通話用に3000円くらいの携帯端末を購入して、プリペイド式という前払いでチャージする方式で使用しています(実際の現地での使用スタイルについては、また別の記事でお伝えします)。
ちなみに回線を止めると、キャリアによる年齢認証ができなくなります。LINEのID検索の許可などは事前に行っておいた方が良いです。
最近はメールや電話もアプリで代用できることが多く、私も実際に携帯電話を止めても、意外と不自由はしていません。Facebookを使っている方であれば、そちらで連絡先の停止を告知するのが良いと思います。
インドネシア移住準備⑧ ビザ取得のための手続き
ビザ取得はインドネシア就職が決まった後に、企業からの指示通りに準備すれば、大体問題ないと思います。ビザの手続きやその費用については、企業が代行・負担してくれることが多く、私の場合もそうでした。
但し、日本在住時に準備が必要なものとして、以下が挙げられます。
大学の卒業証明書(英文)
大学のWebサイトに取り寄せ方が書いてあると思います。もしくは大学へ直接問い合わせてみてください。直接受け取りに行くこともできますし、私の場合は郵送してもらいました。3週間かかる、とサイトには記載されていたのですが、実際にはもっと早く届きました。
英文の履歴書
日本での在住場所、連絡先および卒業学校名と職務経歴の概要があれば良いと思います。私の場合はWord1枚で収まる程度の内容でまとめました。日本語の履歴書・職務経歴書は合わせて4枚になりましたが、なんとかまとめました(笑)
証明写真
ビザの申請で必要となる写真は形式が決まっています。インドネシアの公的な証明写真は、背景が赤色で日本とは異なります。日本のスピード写真では準備できませんので、写真屋で撮影してもらいましょう。インターネットで調べると数えるほどしかヒットしないかもしれませんが、私の場合は最寄の写真屋で聞いてみると、インドネシアの写真事情をご存知で、背景を赤に調整してくれました。いずれにしても写真については、少し早めに対応したほうが良いと思います。一度就職先の企業に相談してみてください。
パスポートの全ページコピー
残存有効期限の確認も必要です。もうすぐ切れそうという方は、更新した方が良いでしょう。
これらは、就職先の企業が行う最初の申請に必要な書類です。その後インドネシア国外の大使館にて、本人が行う手続きもあります。特殊な例かもしれませんが、その時私はシンガポールにいたため、現地のインドネシア大使館へ行き手続きをしました。
インドネシア移住準備⑨ 住まい
インドネシアでの就業が決まったら、もちろん住む場所を決めなければいけません。企業によっては社宅を提供してくれるところもあるかと思いますが、現地採用ではそうではないケースも多いです。私の場合は幸い会社のインドネシア人スタッフが探してくれて、事前にいくつかピックアップし概要を教えてもらっていました。そしてインドネシア入国初日に家を確認し、その場で契約、その日から生活を始めました。
日本にいながらインドネシアの住居を自力で探すのは、なかなか難しいかもしれません。ファシリティやセキュリティ等、一度は誰かが実際に確認しないと危ないかと思います。ですので、インドネシアに渡航してしばらくはホテルに滞在し、エージェントを使って探すのも良いかと思います。
ちなみに、インドネシアの住居はいくつかのタイプがあります。
アパートメント(日本でいうマンション)
比較的高額で、家賃は700USDぐらいから2000USDを超えるところも多くあります。1年分の家賃が一括払いだったりするので、入居時にかなり大きな金額が必要になります。立地が良い高層マンションの物件が多いです。日本人も住んでいて安心できます(特にご家族連れの方)。サービスアパートメントという、ホテルのようなサービスがついている住居もあります。
コス(日本でいうアパート、下宿)
ホテルのシングルルームのようなつくりになっている場合が多く、キッチンは共有です。家賃は100USDを切るようなところから、500USDぐらいのところまであります。こちらもしっかり探せば、街中の好立地の場所にも点在しています。日本人は多くないかもしれませんが、その分インターナショナルな触れ合いができるかもしれません。月毎の契約なので、契約後すぐに生活をスタートできて便利です。
単身者の生活について
一人暮らしの場合だと、だいたい上記のようなところになると思いますが、やはり家賃が安い物件はエアコンが無かったり、Wifiがついていなかったりします。反対に高めの設定のところは、wifi含めてひと通りのファシリティがそろっているので、手荷物ひとつですぐに生活をスタート出来ます。
アパートメントはセキュリティがしっかりしており、ゲートには常に警備員が張り付いています。コスでもある程度の家賃がするところには、住み込みで24時間住居を管理している方がいるので、セキュリティも安心です。
あとは洗濯や掃除をしてくれるサービスつきの物件が多く(コスでも)、実は日本にいるより楽に生活できたりします。最近は日本人向けの賃貸情報Webサービスも出てきていますので、そちらも活用できるかと思います。コスはあまり掲載されていませんが…。
少々長くなってしまいましたので、残りの4つは次回にお伝えします。やっておくべき準備、意外と多くて大変ですね。