【インドネシア滞在者必見!】知っておくと快適なイスラム教のルールやマナー!

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グローバル転職支援サイトiconicJobのジャカルタオフィスキャリアアドバイザー、中島です。

インドネシアでの生活において、切っても切れないのが「宗教」。

今回は、インドネシアで多くの人が信仰しているイスラーム(今回は「イスラム教」と表記します)のルールやマナーをご紹介します! また、それらを踏まえて、私がインドネシアでの生活で気を付けていることもお伝えしたいと思います。

私はイスラム教のルールやマナーを知ることで、インドネシアでの生活がより面白く、魅力的に感じるようになりました。

インドネシアに旅行に行こうと考えている方、インドネシアで生活をしようと考えている方にとって、きっとお役に立てるはず!

 

世界随一のイスラーム大国、インドネシア

イスラム教 メッカ
▲ムスリムが巡礼するイスラム教の聖地「メッカ」の様子

 
イスラム教は、唯一絶対の神であるアッラーを信仰し、最後の預言者であるムハンマドを通じて人々に下したとされるコーランの教えを信じ、従う一神教です。

私の住んでいるインドネシアは、世界最大のムスリム(イスラム教の信者)を抱えるイスラム教大国。
約2.5億人の総人口のうち約87%がムスリムと言われています。
 
インドネシア 宗教割合 グラフ 
参考:外務省 インドネシア共和国 基礎データ

 
でも実は、インドネシアにおいてイスラム教は、国教に指定はされていません。
多民族国家であるインドネシアでは、憲法上で信教の自由が保障されています。

 
 

知っておくとお互いに快適! イスラム教のルールやマナー

インドネシアで一緒に過ごす友達や同僚と気持ちよく過ごすためには、多くの人が信仰しているイスラム教のルールやマナーを理解することが近道。尊重しあえれば、より良い関係構築に繋がりますよね。

そこで、私が普段気を付けているイスラム教のルールやマナーをピックアップしてご紹介します!

ただし前提として、インドネシアでは「自分の宗教に則って生活すればOK」と考えられています。
必ずイスラム教に合わせて生活しなければならない……ということは全くありませんのでご安心を!

日本で過ごすような生活をしていても「ムスリムではない人なんだな」と思われるだけで、非難されることはありません。

 

信仰する宗教を事前に決めておく

インドネシアのみならず、信仰心が強い国では、信仰している宗教は個人の重要なアイデンティティ。
日頃から「あなたが信仰している宗教は何ですか?」と聞かれることがあります。たとえば、施設への入館時に、名前と共に宗教を記入する場合も。

そこで、私が日本から来た方(特定の宗教を持っていない方)にオススメしているのは、質問されたときに答える宗教を事前に決めておくこと。私は、聞かれた際には仏教と答えるようにしています。
(インドネシアでは「無宗教です」と言うと、怪しい人だと思われてしまうケースがあります。)

 

できる限り、左手を使わない

イスラム教では、生活において左手よりも右手を優先するようにとされています。また、ヒンドゥー教でも、左手は「不浄の手」と言われて、握手をするとき、何か物を渡すとき、食事をするときに左手を使用すると失礼と感じられてしまうこともあります。

そのため、フルマラソンに出場するのが趣味の私は、給水所で給水スタッフから手渡しで水を受け取る際には、右手で受け取るようにしています。

 

プアサ時の飲食は、相手に気を遣う

ムスリムは、ラマダーン(イスラム暦の9番目の月)の1か月間に断食を行います。
これを「プアサ」と呼びます。

プアサ中は「怒ってはいけない」、「唾を飲んではいけない」など、食事以外にもいろいろと守るべきことがあります。
ナイーブな時期なので、私も人前で食べ物を食べたり、飲み物をゴクゴク飲んだりしないようにしています。

余談ですが、インドネシアではムスリムではなくても、ムスリムの方と一緒にプアサをする日本人もいます。「3日間限定プアサ」など短期間でチャレンジしている人も。
(でも、夜に集中してご飯を食べることになってしまって、太ってしまう人も多かったりします。)
「私も今プアサ中だよ」というと、意外とムスリムの方々は歓迎してくれます。

 

お酒や豚肉料理を勧めない

イスラーム法において合法な食事や料理を「ハラール」、非合法なものを「ハラーム」と呼びます。

ムスリムにハラーム(お酒や豚肉料理など)を勧めるのはNG。
ただ、お酒や豚肉料理を口にするゆるめのムスリムもいるので、自分から食べたい・飲みたいと言っているときには、付き合っても大丈夫です。

参考:日本ハラール協会 「ハラールとは」

 

露出度の高い服装は控える

イスラム教では、女性の顔や髪の毛は男性を誘惑するもので、近親者以外には目立たないようにしなければならないと一般的に考えられています。

インドネシアでは、地域によりますが、都心から離れた田舎ほど信仰が厳格です。
女性は露出度の高い服装(タンクトップやショート丈のスカート・パンツなど)は控えた方がいいですね。

 

お祈りの時間を配慮する

ムスリムは1日5回、決まった時間に聖地メッカに向けてお祈りをします。
また、イスラムの祝日である金曜日には、成人男性がモスク(イスラム教の礼拝堂)でお祈りすることが義務づけられています。

そのため、ムスリムの方と一緒に働くときや行動を共にするとき、車の運転手がムスリムの方のときには、お祈りの時間に配慮が必要です。そうは言っても「お祈りが絶対優先!」ということではなく、こちら予定を優先させてお祈りを別の時間に変更してくれる場合もあります。
お互いにコミュニケーションを取りながら、柔軟に対応したいですね。

 
 


いかがでしたか?

今回は、インドネシアの宗教とそのルールやマナー、そして私が普段気を付けていることをご紹介しました。

インドネシアの人々は、それぞれの宗教を尊重しながら生活しているので、自分のスタイルを無理に変える必要がないのは外国人の私たちにとって大きな利点です。

次回は、インドネシアの交通事情についてご紹介します。お楽しみに!

 

■「食」については、こちら!
・現地からお届け! 知っておくと役立つインドネシアの食事情
 
■「住環境」については、こちら!
・現地在住者が教えます! インドネシアの住居事情
 

中島 明日香

趣味は、温泉、マラソン、登山。

ICONIC

京都市出身。大手外資系製薬会社のMR(医薬品営業)として7年間勤務。ベンチャー企業 × 東南アジア に興味を持ち、29歳で単身インドネシアへ。 日系企業の経営者・人事担当者に向けた経営戦略としての人材採用コンサルティング、日本人の転職サポートに携わる。 現在の目標は、「インドネシアで最強のチームをつくること」。 メンバーがお互いに理解し、アイデアを共有し高め合うことで新たな社会的価値を創造するチームビルディングを目指し、社内のローカルスタッフとともに奮闘中。

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