こんにちは、マレーシア在住のライター パンダンです。
マレーシアのパワースポットのご紹介も今回で3回目です。
▼過去の記事はこちら
【マレーシアのパワースポット巡り①】日帰りで訪れるセキンチャンの絶景&願い事の木
【マレーシアのパワースポット巡り②】クアラルンプール市内にある天后宮に行ってきた
KL市内にひっそりと佇む中華系寺院へご案内します。
美の神様が宿るお寺
今回はセントラルマーケット近くにある仙四師爺宮(Sin Sze Si Ya Temple)を訪れました。実はこちらの寺院は、美の神様がおられることで有名なのだとか。
それにしてもマレーシアのパワースポットは、「美の神様」や前回紹介した「縁結び」の寺院など、期待感で前のめりになってしまう場所が多めのような気がします。
クアラルンプールの街に溶け込む佇まい
仙四師爺宮は、ショッピングやおみやげ購入スポットとして知られるセントラル・マーケット(Central Market)から、徒歩3分。MRT、LRTのパサール・スニ駅(Pasar Seni)からも徒歩7分ほどの距離にあります。
入り口は商店街の中に紛れるようにあるため、パッと見だと寺院とは気づきにくいかもしれません。そのさりげない佇まいは周囲に溶け込んでいて、なぜかほっこりします。後門は小さな路地に面しており、すぐ目の前にはマンションが迫っています。
近隣の人々の信仰の場所でもあり、交流の場でもあるようです。訪れた日にも近所から参拝にきたと思われる人々が、お茶を飲んで雑談をしていました。
中華寺院で目を引くのが、赤を基調とした色使い。仙四師爺宮は天窓から光がさす作りになっているため、特にその美しさが際立ちます。
パワースポットで美を祈願
クアラルンプールで約150年以上の歴史を持つ仙四師爺宮。その名前は本堂の正面に祀られている仙師、四師の二人の神様の名前から由来しています。
パンフレットによると美の神様にというよりも、地元では難関試験などの際に祈願に訪れる勉強の神様として知られているようでした。有名な女優が使っているメイク道具を持参して、仙四師爺宮に参拝に訪れたとの話もあり、美の神様としても知られているようです。
神様にあげるお線香は、RM1(約27円)。「本堂の左右には小堂があり、そちらにも神様がおられるので、お線香をあげるといいよ。」と、近くにいた参拝者の方から教えていただきました。
一通り神様にお線香をあげさせていただいた後、やはり気になるのは美の神様。最後に本堂を去る前、「お肌のトラブルがなくなりますように」と、わりと本気で祈願をしてきました。
クアラルンプール最古の中華寺院
仙四師爺宮はクアラルンプール最古の寺院です。地域の人々の信仰を集めてきた場所としてよい「気(き)」が流れているのかもしれません。街の中心部にありアクセスもよいので、気分転換などに訪れてみてはいかがでしょうか?
仙四師爺宮(Sin Sze Si Ya Temple)
住所:113A, Jalan Tun H S Lee, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
開閉門時間:7:00-17:00
写真:全て筆者撮影