「海外に住んでみたい」「海外で働いてみたい」
このような思いを抱いたことのある方は少なくないのではないでしょうか?
現在、急速な経済成長を遂げるベトナムでは、数多くのビジネスチャンスが広がっており、海外転職の選択肢の一つとしておすすめの国です。
ですが、「ベトナムで住むってどんな感じだろう...」「慣れない国への転職は成功するか不安...」と感じる方は多いはず。
今回のブログでは、ベトナム転職トップクラスの実績を誇る弊社ICONICのキャリアアドバイザーによって語られた、ベトナム転職成功の秘訣を徹底的をお伝えします。
記事の後半では、キャリアアドバイザーが実際に担当した求職者の成功事例を挙げて、成功ポイントについて語っていますのでぜひ最後までお読みください!
ベトナム転職をおすすめする理由
現在、圧倒的な経済成長を遂げており、数多くのビジネスチャンスが広がっているベトナム。
2024年第3四半期(7〜9月)の実質GDP成長率は、前年と比較して+7.4%と報告されており、順調に伸び率が加速しています。2025年の成長予測は東南アジアの中でも最も高く、今後もますますの発展が期待されます。
ベトナム転職の魅力(仕事面)
・言語ハードルが低い
基本的に、ベトナム転職において任される業務は顧客が日本人であることが多く、商談などは日本語で行われるケースが大半。一方、社内でローカルスタッフとコミュニケーションをとる際に英語を使用することがあります。とはいえ、ベトナムも日本と同じ非英語圏。欧米レベルの英語力は必要ありません。
・転職先の選択肢が豊富
2024年現在、ベトナムでは日系企業が約2,050社進出しており、これは世界で5位、東南アジア2位の数です。よって、求人の業種や職種の幅は広く、自分のスキルや経験に応じて転職先を検討することが可能です。
・ベトナム人は一緒に働きやすい
ベトナムの文化は日本と似ており、「働き者」「勤勉」といった国民性が特徴です。そのため、チームとして仕事をする際も大きな文化の違いに直面することはさほどなく、スムーズに業務を遂行することができます。
ベトナム転職の魅力(生活面)
・治安が良い
ベトナムは他の東南アジアと比較して治安が安定しています。スリや詐欺といった軽犯罪に気を付けていれば危険な目に合うことは非常に少ない印象。女性のひとり歩きも十分に可能です。
・物価と給与のバランスが良い
経済成長に伴い年々物価が上昇しているものの、日本と比較すればまだまだ物価は低いです。ローカル食はもちろん、日本食も低価格で食べることができるのが嬉しいポイント。さらに、ベトナム転職では給与も安定しており貯金も可能だと言われています。
・海外旅行がしやすい
東南アジアに住む魅力の一つ。ベトナムからは主要な東南アジア諸国(タイ、シンガポール、マレーシアなど)に1〜3時間で気軽に行くことができます。旅行に行けると、生活の充実度が上がりますよね。
<参考データ>JETRO:
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/10/2ffdd0da9d1535fc.html
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/05/827394e774a3d65f.html
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/05/827394e774a3d65f.html
サクッと見ておこう!ベトナム転職の市場動向
需要の高い業種と職種
現在、弊社が持つ求人の中でも多い業界は製造、商社、IT、物流、建設、人材など多岐に渡ります。ベトナムはまだ新興国であることから、人々の生活を支えるインフラ事業などの需要が高いことがわかります。
職種としては、営業職、製造管理職、ITプロジェクトマネージャー、施工管理など、こちらも多岐に渡ります。中でも求人が最も多いのは営業職。また、多くはないものの経理や人事、事務などのポジションもあります。日本人向けの求人では、ローカルスタッフのマネジメントを求められるケースが多いのも特徴の一つです。
日本人の職種別給与水準
営業職
1,800 USD 〜 2,500 USD(スタッフレベル)
2,500 USD ~ 4,000 USD(マネジメントレベル)
事務職 経理、人事など
1,800 USD 〜 2,300 USD(スタッフレベル)
2,500 USD ~ 3,500 USD(マネジメントレベル)
IT関連職
2,000 USD ~ 3,000 USD(テスター、プログラマー)
2,500 USD 〜 4,000 USD(プロジェクトマネージャー)
その他
2,500 USD 〜 4,000 USD(施工管理職)
2,500 USD 〜 4,000 USD(製造管理職)
イメージは大切。実際の転職プロセスはどんな感じ?
①転職準備フェーズ
・アドバイザリー面談
・求人紹介
・応募書類の作成
本サイトiconicJobにご登録いただくと、キャリアアドバイザーとの面談が可能になります。面談で希望条件や転職のご意向を確認させていただき、その後非公開求人を含めた求人紹介をご紹介します。
弊社が持つ求人は80%が非公開です。
②選考フェーズ
・応募
・書類選考(1〜2週間)
・面談(2回前後)
求人への応募後は、書類選考および面接に進みます。日程の調整や面接に向けての準備等はキャリアアドバイザーがお手伝いします。
③内定・入社フェーズ
・内定
・入社
晴れて採用となりましたら、入社日や条件面の調整に入ります。キャリアアドバイザーが勤務開始までしっかりとサポートしますのでご安心ください。
選考で企業が見るポイント
続いては企業側の視点に立ってみましょう。
ベトナム転職において、企業が見るポイントは大きく分けて以下の通りです。
・労働許可証を取得できる経歴
・最低限の英語力
・ベトナム転職の志望動機
・コミュニケーション能力
その中でも具体的に、「労働許可証を取得できる経歴」と「最低限の英語力」について詳しく解説していきます。
労働許可証を取得できる経歴
労働許可証を申請する区分は「管理者・業務執行者」「専門家」「技術者」の3つに分かれますが、主に「専門家」または「技術者」として申請することが一般的です。
それぞれ求められる学歴や職歴は異なるため、ご自身の申請区分に応じて確認してください。
最低限の英語力
結論、ベトナム転職に必要な英語力はTOEIC600程度が目安です。日本人が担当する顧客は日系企業が多く、商談は日本であるケースが多数ですが、社内でのベトナム人とのコミュニケーションに英語が必要となります。
ただし、あくまでベトナムは非英語圏。お互い非ネイティブ同士であるため難しい英語ではなく、いかに伝わりやすい英語が話せるかが重要となってきます。
企業視点もきちんと頭に入れておきましょう。上記のようなポイントを見ている企業の意図は以下の通りです。
「採用において企業と転職者がミスマッチにならないか不安。ベトナム転職を志望する理由をきちんと聞いておきたい。」
「ベトナム人スタッフと上手く関係構築できる方なのか確認しておきたい。」
きちんとこれらのことを理解した上で選考に挑むことで、転職成功に近づくことができるでしょう。
事例から見る転職成功の秘訣
最後に、弊社を利用して転職を成功させたお二人の事例を紹介し、成功のポイントをわかりやすく解説します。
成功事例①Aさん(30代男性)
【英語力】
基礎会話レベル
【これまでの職歴】
・建設業界で資材営業を5年間経験
・その後、太陽光発電設置に関する営業を約5年間担当
・新規顧客開拓のテレアポ営業から、既存顧客の深耕営業まで幅広く対応
【転職先の業種・職種】
精密機器を扱う専門商社/法人営業
Aさんの課題は、ベトナムとの親和性が低く、英語でのコミュニケーションが得意ではない点でした。しかし、Aさんが転職を成功させた理由は、「明るい人柄と営業の適性」、そして「若さゆえのポテンシャル」が企業に高く評価されたためです。
この事例からは、英語力が十分でなくても、他に際立つスキルや将来性を示すことで転職のチャンスを掴むことができると分かりますね。
成功事例②Bさん(40代男性)
【英語力】
ビジネスレベル
【これまでの職歴】
・日本で約10年間、ソフトウェア開発に従事
・ベトナムでディレクターやPM(プロジェクトマネージャー)を経験
【転職先の業種・職種】
外資系IT開発会社/プロジェクトマネージャー
Bさんの課題は、転職歴が多く、一部の企業から書類選考で見送られる傾向があった点でした。しかし、Bさんが転職を成功させた理由は、「ビジネスレベルの英語力」と「ベトナムでの就業経験」が企業に高く評価されたためです。
2人の例を見て見ると、必ずしもすべての要件を満たす必要はないということがわかります。
自身の弱みを認識した上で、ベトナムの転職市場を理解し、市場に合わせた自身の「強み」を打ち出すことができれば転職のチャンスはあります。
その強みとなる、経験やスキルの例は以下の通り。
・ベトナムに多い業界/職種の経験がある
・ベトナムでの留学/就業経験があり、ベトナムの商習慣を理解している
・高い英語力があり、外資系企業とのやりとりも容易にできる
「自分の強みがわからない...」といった方はぜひ弊社のキャリアドバイザーにご相談ください!
まとめ
ベトナム転職を成功させるコツをご紹介しましたが、いかがでしたか?
まずはベトナムの転職市場を理解し、ご自身のスキルや強みをしっかり認識することが重要です。
ベトナムは急速な経済成長を遂げており、多くのチャンスが広がっています。
一歩ずつ着実に準備をし、ベトナムでのキャリアを実現させませんか?