ベトナムの市内観光といえば、“ピンクの教会”ことタンディン教会が有名ですね。
女子に大人気のフォトスポットとして、Instagtamで話題になりました。
しかし実際には、歴史のある美しい教会がベトナム各地にあるのをご存知でしょうか?
今回はベトナムの中心地から地方都市まで、一度は訪れたい有名な教会をピックアップしました。
コントゥムの木造教会
ベトナム中部の高原地帯に位置するコントゥム省。その町外れに、黒い外観が特徴の木造教会があります。
ローマの建築様式と、ダイグエン高原に古くから住む少数民族「バナ族」のダイグエン文化が融合した様式となっています。
コントゥム木造教会は100年以上前に建てられたにも関わらず、時間の経過による風害や侵食はほとんど受けていません。教会には先端の長い屋根やアーチ型の入り口、バナ民族の彫刻や装飾が施された柱や鐘楼などがあります。
ダラット大聖堂
ダラット大聖堂は別名「チキン教会」とも呼ばれています。
1943年に、ヨーロッパ17世紀頃の建築様式をベースに建てられました。こちらもベトナム少数民族の建築用法と西洋建築を融合した建物で、美しいステンドグラスが有名な教会です。
ニャチャン教会
ずっしりとしたレンガ造りのゴシック様式教会です。
端にある塔は地上から38メートルもの高さがあり、存在感を醸し出しています。
内部は厳粛な雰囲気が漂う佇まいと美しいステンドグラスがあり、建築後70年に渡って守られています。
ハノイ大聖堂
ハノイ大聖堂も同じく、ゴシック様式の教会です。
ステンドグラスを通して、アーチ型の内部に光が差し込む光景は幻想的です。
伝統的な民俗画や礼拝堂にある高さ2メートルのヨセフの像など、ハノイで最古かつ最大規模の教会らしい装飾となっています。
国内外からも多くの旅行者が訪れる有名な観光スポットです。
バオロック教会
ベトナム中部のラムドン省にある教会です。
1999年に創設された比較的新しい教会で、ベトナムの伝統料理バインチュンとバインザイをモチーフしたというユニークな建築デザインとなっています。
教会は大きな12本の円柱に支えられており、直径36メートルにもなるドーム型の天井が特徴です。ステンドグラスの大きさは66平方メートルにのぼり、ベトナムの教会の中でも最大級となっています。
サイゴン大聖堂
ホーチミンのノートルダム大聖堂とも呼ばれる、サイゴン大聖堂。
1877年にフランス人によって建築されました。使用している煉瓦や石は、すべてフランスから輸入されたものです。ベトナムで最も古い120年ものの鐘がある教会としても有名です。
ホーチミンのシンボルといった存在で、若者に人気のデートスポットとなっています。
なお、教会を訪れる際は露出を控えた服装にし、静かに見学しましょう。
内部の撮影は教会側の案内に従い、撮影可能でもフラッシュは控えた方が良さそうです。