「ベトナム料理といえばフォーやバインミーくらいしか思い浮かばないけど、他にどんな料理がおすすめ?」
ベトナム ホーチミンへ来たばかりの方や旅行を計画されている方なら、美味しいベトナム料理が気になりますよね?
そこで今回は、ベトナム ホーチミンに来たら試していただきたい絶品グルメ10選について、日本人目線で解説しながら、おすすめのレストランもご紹介します。
この記事をお読みいただくことで、ベトナム ホーチミンのグルメに関する理解が深まり、現地での滞在がより充実したものになるはずです。
記事内では、1,000円程度で楽しめるミシュランガイド掲載のレストランなどもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
※記事内の情報は2024年7月時点のものです(1円 = 0.006VNDで計算)。
1. ベトナム料理の定番 "フォー(Phở)"
ベトナム料理と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「フォー(Phở)」ではないでしょうか。
牛骨ベースのスープに、ミディアムレアの牛肉、ネギ類を始めとする野菜、米粉麺を加えたものが一般的です。
お店によっては、お肉の種類や焼き加減を選ぶことができ、ビーフシチューのようなスープで頂くこともできます。
グルテンフリーの米粉麺は胃に優しく、スープもあっさりとしているので、お酒を飲んだ後の締めの1杯として食べたり、朝食として食べたりするのもオススメ。
今回は、ベトナム在住歴17年の日本人が絶賛するフォーの専門店をご紹介します。
『Phở Phú Vương』
『Phở Phú Vương』は、ホーチミン市内に複数の店舗を展開しています。
特に、ベンタイン市場から徒歩5分ほどの場所にあるこちらの店舗が、市内中心部から1番近い店舗です。
十分な席数があり、空調が効いているため、待たずに涼しい空間で食事をとることができます。
フォーの専門店なので、注文時には、肉の種類とサイズを伝えるだけで大丈夫です。
全9種類のお肉があり、メニュー右側には英語での表記もありますので、写真や説明を参考にしながら、希望のお肉を伝えましょう。最も一般的なのは、1行目の真ん中にある「Nạm」というお肉で、「牛の肩バラ肉」を指します。
牛肉の種類が決まったら、Regular・Large・Specialの中からサイズを選んで注文してください。
【値段】
- Regular:65.000VND(約390円)
- Large:70.000VND(約420円)
- Special:85.000VND(約510円)
こちらは「Nạm」のお肉を使用したLargeサイズのフォーです。
軽く火が通った牛肉は、噛むと肉汁が溢れるほどジューシーな仕上がり。
大きな鍋で牛骨をぐつぐつと煮込んで作られるスープには、旨みがぎっしりと詰まっており、野菜をスープに浸して食べるだけでも満足できるほどです。
《店舗情報》
・営業時間:6:00〜22:00
・Facebook:https://www.facebook.com/p/Ph%E1%BB%9F-Ph%C3%BA-V%C6%B0%C6%A1ng-100063538660353/
2. ヘルシーなベトナム風サンドイッチ "バインミー(Bánh Mì)"
近年は日本でも、女性を中心に人気が高まりつつある、ベトナム風サンドイッチ「バインミー(Bánh Mì)」。
外はカリッと中は柔らかい食感のバゲットに、バターやパテを塗り、様々な種類のハムや野菜を挟んだものが一般的です。
国民的ソウルフードとして親しまれており、街中の至る所で販売されています。
野菜を多く摂取でき、ヘルシーで腹持ちも良いので、朝食として頂くのがオススメ。
お店によって、バゲットや具材に独自の工夫が加えられており、今回は地元の人々から長年愛されてきたバインミーの名店をご紹介します。
『Bánh Mì Huỳnh Hoa』は、ホーチミン市中心部の「ベンタイン市場」や「ブイビエン通り」といった観光地から徒歩で向かえる場所に位置しています。
『Bánh Mì Huỳnh Hoa』
巨大バインミーを提供するお店として有名で、バゲットには何種類ものハムや干し肉などがびっしり。
野菜や唐辛子は別添えで渡されるため、クセのある食べ物や辛いものが苦手な方でも安心です。
バインミーは1種類のみで、店内にはメニュー表が掲示されていません。(一緒にジュースなどを購入することもできます。)
値段は、2024年7月時点で68.000VND(約410円)とやや高価ですが、それでも、買いにくる人が後を絶たないほど人気の店です。
写真では少々伝わりにくいですが、筆者が知る限り、ホーチミン市内で販売されているバインミーの中では一番大きなものです。
成人男性がギリギリ完食できるほど大きいため、場合によってはシェアをしながら食べる方が良いかもしれません。
4〜5種類ほど挟まっているハムは、それぞれ異なる味や食感を楽しむことができ、サイズが大きいだけでなく、クオリティが高いのも特徴です。
《店舗情報》
・営業時間:6:00〜22:00
・Webサイト:https://banhmihuynhhoa.vn/
3. 甘酸っぱいスープと香ばしい豚肉がクセになる"ブンチャー(Bún chả)"
夏の暑さが厳しく湿度も高いベトナムでは、さっぱりとした食べ物が恋しくなるものです。
そんな時にオススメなのが、「ベトナム風つけ麺」とも呼ばれる「ブンチャー(Bún chả)」。
甘酸っぱいスープに、炭火で香ばしく焼かれた豚肉や、薄く切られた大根などが入っており、ツルツルとした細い米粉麺をつけながら食べるのが一般的です。
お好みで大葉やハーブ類などを加えると、爽やかな風味がより一層増すのでオススメ。
今回は、最近オープンしたばかりで落ち着いて食事を楽しめる、ブンチャーの専門店をご紹介します。
『Bún chả An Nam』
『Bún chả An Nam』は、ホーチミン市中心部を走る「グエンティミンカイ通り」沿いに位置しています。
2024年6月にオープンしたばかりのお店なので、店内は綺麗に保たれており、まだ多くの人に認知されていないため、混みあうこともありません。
店名にもある通り、「ブンチャー(Bún chả)」を専門とするお店です。
ただ、ブンチャー発祥の地であるベトナム北部の料理も提供しており、カニ入りの揚げ春巻き「ネム クア ビエン(Nem Cua Biển)」や、米粉から作られた生地で包んだ蒸し春巻き「バイン クオン タン トリ(Bánh Cuốn Thanh Trì)」などがあります。
【値段】
- ブンチャー ハノイ(Bún chả Hà Nội):70.000VND(約420円)
- ネム クア ビエン(Nem Cua Biển):45.000VND(約270円)
- バイン クオン タン トリ(Bánh Cuốn Thanh Trì):40.000VND(約240円)
こちらが、看板メニューの「ブンチャー(Bún chả Hà Nội)」。
写真からも伝わる通り、スープに入っているお肉は香ばしく焼かれており、1口サイズのハンバーグも入っています。
スープは、酸味が強すぎずあっさりとした味付けになっていますが、ブンチャー特有の風味はしっかり残っており、初めてブンチャーを食べる方には特にオススメしたい一品です。
《店舗情報》
・営業時間:9:00〜21:00
・Facebook:https://www.facebook.com/bunchaannam
4. 知名度は低いけど日本人なら絶対好きになる"ブンボー(Bún Bò)"
ベトナムに馴染みがない方だと、「ブンボー(Bún Bò)」と聞いてもピンとこないかもしれません。
牛骨ベースの濃厚なスープに、スパゲッティのような太い米粉麺を加え、牛肉の切り身をトッピングしたものが一般的です。
赤い色をしたスープは、カシューナッツ由来の油やパウダーによるものなので、唐辛子を加えない限りは辛くありません。
また、全体的にクセが少なく、和食に慣れ親しんできた日本人でも抵抗なく受け入れられる味です。そのため、「Pho以外にベトナムで何を食べれば良いか分からない......」という方は、まずブンボーを試してみてください。
今回は、オシャレかつ清潔な店内で、絶品のブンボーをいただけるレストランをご紹介します。
『Bếp Huế』
ブンボー発祥の地と言われている、ベトナム中部の都市「フエ(Huế)」の料理を専門とするレストランです。
ホーチミン市中心部から車で10分ほどの場所にあり、丁寧でクオリティーの高い料理を楽しむことができます。
壁紙や椅子などの内装にもこだわっており、オシャレな空間でゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
周辺には、ピンク色の教会として有名な「タンディン教会」や、「タンディン市場」などの観光スポットもあるため、合わせて訪れるのもオススメです。
1番人気のメニューは「ブンボー(Bún Bò "rặt Huế")」。
その他にも、平たい米粉麺が特徴的な「ミークアン(Mỳ Quảng)」や、伊勢うどんが起源と言われている「カオラウ(Cao Lầu)」など、ベトナム中部にゆかりのある料理をいただくことができます。
【値段】
- ブンボー(Bún Bò "rặt Huế"):75.000VND(約450円)
- ミークアン(Mỳ Quảng Tôm Thịt):75.000VND(約450円)
- カオラウ(Cao Lầu Hội An):75.000VND(約450円)
こちらが、看板メニューの「ブンボー(Bún Bò "rặt Huế")」。
薄く切られた牛肉が贅沢にトッピングされているだけでなく、豚足がゴロッと丸ごと入っていて食べ応え抜群。
他のレストランと比べて、スープは比較的あっさりとしていますが、その分コシのある太麺との相性が良く、優しい上品な味わいに仕上がっています。
《店舗情報》
・営業時間:10:00〜22:00
・Facebook:https://www.facebook.com/bephuecuisine/
5. 白米にリブステーキを乗せる食べ応え抜群の"コムタム(Cơm Tấm)"
ここまで麺料理をご紹介してきましたが、米を主食とするベトナムでは、ベトナム独自の米料理も豊富に存在します。
その中でも、最も有名と言えるのが「コムタム(Cơm Tấm)」。
お皿に白米を盛り、ハーブと一緒に香ばしく焼いた豚肉をトッピングしたものが一般的です。
パラパラ食感のベトナム米はジューシーなリブステーキとの相性が良く、もちもちとした米に慣れ親しんできた日本人にとっては新鮮な一品。
今回は、南部でチェーン展開をしており、安定して高クオリティのコムタムをいただけるレストランをご紹介します。
『Cơm Tấm Bụi Sài Gòn』
『Cơm Tấm Bụi Sài Gòn』は、ホーチミン市内に5店舗、周辺のビンズン省とゴーバップ区に1店舗ずつ展開しているコムタムのチェーン店です。
豚肉に塗るタレの量を抑える代わりに、20種類近くのハーブと一緒に焼くため、味が濃すぎず香り豊かなお肉を楽しむことができます。
地元の人からも愛される人気店で、お昼時は特に混み合いますが、席数が多いため待たずに入れるのも特徴です。
外国人からも人気のお店ではあるのですが、メニューにはベトナム語表記のみで英語の併記がなく、どれを頼めば良いか迷うかもしれません。
そこで今回は、筆者がオススメする2つのメニューをご紹介します。
1. Cơm Sườn(Miếng):55.000VND(約330円)
ご飯の上に骨付きのスペアリブを乗せたもので、コムタムを提供するお店では必ず見かける、1番スタンダードなメニューです。
2. Cơm Ba Rọi Rút Sườn Nướng Muối Ớt:65.000VND(390円)
「塩と唐辛子を振りかけて焼いた豚バラ肉」を意味します。ピリ辛程度で、日本人も馴染みのあるスパイシーな味付けなので、辛い食べ物が苦手な方にもオススメです。
筆者が特にオススメするのは「Cơm Ba Rọi Rút Sườn Nướng Muối Ớt」。
他のレストランと比べて、唐辛子の辛さが控えめで、甘いタレとのバランスが良く、お肉は焼きすぎて固くならないよう、絶妙な焼き加減になっています。
コリコリとした付け合わせの野菜もクセがなく、スパイシーなお肉との相性は抜群です。
《店舗情報》
・営業時間:6:30〜22:00
・Webサイト:http://www.comtambuisaigon.com/
6. トマトベースの優しいスープが染みる"ブンリュウ(Bún Riêu)"
濃厚な味付けが多いベトナム料理の中では珍しい、優しい味わいが特徴の「ブンリュウ(Bún Riêu)」。
トマトベースのスープに細い米粉麺を加え、お肉、カニ、貝などをトッピングしたものが一般的です。
スープは、トマト由来の優しい酸味や甘味に、お肉のうま味や海鮮の風味が加わり、上品で深みのある味わいに。
他の麺料理と比べて、トッピングする具材の種類が多く栄養満点で、疲れた体を癒してくれること間違いなしです。
今回は、筆者が病み上がりのときに必ず足を運ぶ、ブンリュウの専門店をご紹介します。
『Bún Riêu Nhà』
『Bún Riêu Nhà』は、ホーチミン市中心部から車で5分ほどの場所に位置しています。
入り口付近に置かれている、トマトをぐつぐつと煮込む大きな鍋が目印です。
店内は、涼しく清潔に保たれており、ローカルな雰囲気が苦手な方でも快適に過ごせるでしょう。
ブンリュウの専門店ではありますが、鍋物、ブンチャー、春巻きなども提供しています。
ブンリュウには、Riêu(トマト)、Chả Cua(カニ)、Chả Lụa(ハム)、Ốc(貝)が含まれており、お肉を加える場合は「Tô Đặc Biệt」、加えない場合は「Tô Thường」を注文してください。
なお、お肉を加える場合は、Giò(ハム)、Sườn(スペアリブ)、Bò(牛肉)から選びます。
【値段】
- Tô Thường:62.000VND(約370円)
- Tô Đặc Biệt:75.000VND(約450円)
筆者のオススメは、「Tô Đặc Biệt」を注文し、Bò(牛肉)を追加する組み合わせ。
厚く切られたジューシーな牛肉を、コリコリとした貝と一緒に、じっくり煮込まれたスープにつけながら食べると感動的なおいしさ。
トマトは、半分に切られて豪快にトッピングされており、しっかりとスープが染み込むことで、野菜特有の生臭さが消えて食べやすくなっています。
《店舗情報》
・営業時間:7:00〜22:00
・Facebook:https://www.facebook.com/bunrieunha/?locale=vi_VN
7. ボリューム満点!ベトナム風お好み焼き"バインセオ(Bánh Xèo)"
ベトナムのB級グルメとして、真っ先に名前が挙がる「バインセオ(Bánh Xèo)」。
米粉で作られた薄いクレープ生地に、豚肉、エビ、もやしなどの具材を包んでカリッと焼き上げたものが一般的で、その見た目や具材から「ベトナム風お好み焼き」と呼ばれることも。
屋台では1口サイズで販売されることもありますが、基本的には大きな皮に包まれていて、レタスなどで少しずつ包みながら、甘酸っぱいタレにつけて食べます。
実際のサイズは写真で見る以上に大きく、中身もぎっしりと詰まっているため、複数人でシェアしながら食べるのがオススメです。
今回は、現地の人と観光客の両方から支持を集めている、バインセオの名店をご紹介します。
『Bánh Xèo 46A』
『Bánh Xèo 46A』は、ピンク色の教会として有名な「タンディン教会」のすぐ近くに位置しており、ホーチミン市中心部からは車で10分ほどの場所です。
以前から人気はありましたが、つい先日、ミシュランの「ビブグルマン」と呼ばれる、安くてクオリティの高い料理をいただけるレストランとして認定されました。
<参考データ>
Michelin Guide:『Bánh Xèo 46A』
こちらのバインセオは特にサイズが大きいため、1人1個だと途中で満腹になるかもしれません。
また、春巻きも5本から注文を承っているため、再度にはなりますが、複数人でシェアをしながら食べるのがオススメです。
【値段】
- バインセオ Regular:110.000VND(約660円)
- 揚げ春巻き1本あたり:17.000VND(約100円)
こちらが、最もスタンダードな「バインセオ Regular」。
一見すると、オムレツのようにも見えますが、皮は薄くてパリパリとした食感。人気店ということもあり、常に生地を焼き続けているので、出来立て熱々の状態で提供されます。
中には具材がずっしりと入っており、海老はプリプリ、豚肉はカリカリとしており、一度食べたら病みつきになること間違いありません。
《店舗情報》
・営業時間:10:00〜14:00、16:00〜21:00
・Facebook:https://www.facebook.com/pages.banhxeo46A/
8. 日本人好みの甘いスープが特徴 "フーティウ(Hủ Tiếu)"
他の麺料理とは異なり、甘いスープやコシのある麺が特徴的な「フーティウ(Hủ Tiếu)」。
豚骨ベースのスープに、細い米粉麺を加え、チャーシューやレバー、野菜、海老などをトッピングしたものが一般的です。
中国を起源とする料理で、カンボジアに伝わった後、1950年頃にベトナム南部へ伝来したと言われています。
ベトナム人が食べやすいように味が変化していき、現在は、塩ラーメンにやや甘味を加えたようなスープが主流です。
今回は、ホーチミンに数あるフーティウ専門店の中から、500円超とやや高価ではありますが、クオリティの高いフーティウをいただけるお店をご紹介します。
『Hủ tiếu Nam Vang Nhân Quán』
『Hủ tiếu Nam Vang Nhân Quán』は、ホーチミン市中心部から車で10分ほどの場所に位置しています。
昼夜を問わず賑わうお店ですが、専門店ながら席数とスタッフの数が多く、混みやすい時間帯でも待たずに入店できるのが特徴です。
フーティウの専門店ですが、ミー(Mì)と呼ばれる中華麺のような麺料理も提供しています。
また、スープの有無を選ぶことができ、スープ有りの場合は「Nước」、スープ無しの場合は「Khô」という文字を末尾につけて注文してください。
例えば、一般的な「汁有りのフーティウ」は「Hủ Tiếu Nước」、「汁無しのミー」は「Mì Khô」となります。
なお、値段は一律で90.000VND(約540円)です。
こちらが、最もスタンダードな「汁ありのフーティウ(Hủ Tiếu Nước)」。
550円と強気な価格で提供しているだけに、海老やレバーは本来の風味は残しつつ、生臭さが取り除かれており、麺にもしっかりとコシがあります。
また、フーティウと一緒に運ばれてくる春菊を、お好みで追加するのもオススメです。(運ばれてくる野菜は無料ですので、好きなだけトッピングしてください。)
《店舗情報》
・営業時間:24時間営業
・Facebook:https://www.facebook.com/nhanquansaigonhutieunamvang/
9. クセのないベトナム風ビーフシチュー"ボー コー(Bò Kho)"
他のベトナム料理とは一線を画す、西洋風の見た目と味付けが特徴の「ボー コー(Bò Kho)」。
「ベトナム風ビーフシチュー」とも呼ばれるこの料理は、一説によると、牛肉を煮込んで調理するフランス料理「ブフ・ブルギニョン(Boeuf Bourguignon)」に由来しているそうです。
スープは、ビーフシチューよりもあっさりとしており、ベトナムバジルなどの香草が加わることで、エスニックな味わいに仕上がっています。
ボーコー単体でも十分に満足できますが、バゲットと一緒に食べたり、麺を追加したりするのもオススメです。
今回は、ホーチミン市中心部からのアクセスが良く、落ち着いて食事を楽しめるボーコーの専門店をご紹介します。
『Bò Kho Cô Mai』
『Bò Kho Cô Mai』は、ホーチミン市中心部に2店舗を構えており、こちらはグエン・フエ通りやビテクスコ・フィナンシャルタワーのすぐ近くに位置しています。
35年以上の歴史を有しており、オシャレな雰囲気のレストランではありますが、手頃な価格で料理をいただけるのが特徴です。
最もスタンダードなメニューは、左上にある「Bánh Mì Bò Kho」。
他にも、先ほどご紹介した「フーティウ」や「ミー」を加えて食べることもでき、あっさりとしたスープとの相性が良いのでオススメです。
値段は、メニュー右上に書かれているサイズの大小に応じて変わります。
【値段】
- Tô Thường(普通サイズ):59.000VND(約350円)
- Tô Lớn(大盛りサイズ):69.000VND(約410円)
写真にあるのが「Bánh Mì Bò Kho」。
手前に写っている人参からも伝わるように、野菜が柔らかくなり、お肉がホロホロになるまでじっくりと煮込まれています。
こちらのレストランのお肉は一段と柔らかく、玉ねぎが効いて後味はスッキリするため、朝食としていただくのもオススメです。
《店舗情報》
・営業時間:7:00〜21:30
・Webサイト:https://bokhocomai.com/
10. カニを贅沢に使ったベトナム風うどん "バンカンクア(Bánh Canh Cua)"
カニ好きの方には、ぜひ試していただきたい麺料理「バンカンクア(Bánh Canh Cua)」。
タロイモを原料とする「バンカン」という太麺を使用しており、「ベトナム風うどん」とも呼ばれています。
魚介ベースの濃厚なスープにバンカンを加え、カニの切り身を贅沢にトッピングして、さらに海老や練り物などを加えたものが一般的です。
都市部でも1杯300円程度で提供されていますが、日本で同様の料理を食べるとなると、3〜4倍の価格になるでしょう。
今回は、日本人在住者の間で絶対的な評判のある、バンカンクアの専門店をご紹介します。
『Bánh Canh Cua 87』
『Bánh Canh Cua 87』は、ホーチミン中心部から車で15分ほどの場所に位置しています。
ローカルな雰囲気が漂うお店ですが、外国人も多く訪れるため、店員さんとは簡単な英語でコミュニケーションを取ることが可能です。
バンカンクアのみで勝負するお店で、必要に応じてトッピングを追加することができます。
既に具材がたくさん詰まっていますので、最初はトッピングを追加せずにそのまま食べる形でも良いかもしれません。
また、バンカンクアと一緒に、「Bánh Quẩy」と呼ばれる揚げパンも運ばれてきます。別料金ではありますが、バンカンクアの濃厚なスープとの相性が抜群なので、ぜひ試してみてください。
【値段】
- バンカンクア:45.000VND(約270円)
- 揚げパン:1個3.000VND(約18円)
追加でトッピングをしなくても、これだけ多くの具材がびっしり。
中央にトッピングされているのがカニで、スープの中にもまだまだカニが入っています。
他のレストランよりも一段と濃厚なスープは、カニや海老の風味に肉汁が加わることで旨味が詰まっており絶品です。
《店舗情報》
・営業時間:11:00〜20:00
・Facebook:https://www.facebook.com/banhcanhcua87/
まとめ
ベトナム ホーチミンに訪れたら試したい絶品グルメや、オススメのレストランをご紹介しましたが、いかがでしたか?
まだ食べたことがない料理や、訪れたことのないレストランがありましたら、ぜひチェックして足を運んでみてください。
ベトナム ホーチミンには、ご紹介した以外にも日本人好みのローカルフードが豊富にあります。そのため、日本での生活に引けを取らないほど、現地での食生活は充実したものになるでしょう。
他にも様々な観点から、ベトナムには日本人が快適な生活を送れる環境が整っています。この機会にぜひ、以下のブログもご覧いただき、海外転職先としてベトナムを検討してみてください!
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