ベトナムのおもち料理、バインザイと白玉入りチェーを食べてみた。

こんにちは。takimです。

私はお餅が大好きなのに、ベトナムでは未だ見かけていない……。
日本で菓子屋に勤めている間、周辺の和菓子屋さんを全制覇した身には耐え難いストレス…。
ということで、全力でお餅を探すことにしました。

フォーやライスペーパーなど、お米を加工した食品はベトナムにたくさんあります。実は米の輸出量も世界トップランク。「Mochi sweets」というお店もあるくらいなので、もしかしたらベトナムで餅がブームなのかも?と思い、ベトナム人スタッフのToramuさんに聞いてみました。

 

ベトナムにお餅はあるの?

takim「ベトナム人ってmochi食べるの?」

Toramuちゃん「なんですかそれ?」

残念!思い過ごしか…?
とはいえ、ここはコメ大国ベトナム。ライスケーキを知らないはずが無い!

というわけで、お互いの思い描く「モチ」について話し合いました。
そして彼女の画像検索をして見せてくれたのがこれ。

BANH DAY

引用:http://suabavi.vn/8667/news-detail/1349145/tin-tuc/cach-lam-banh-day-nhan-do-va-banh-day-gio.html

takim「これだーー!!」

Toramuちゃん「ああ!これはBANH DAYです」

takim「バイン……?」

 

お餅でハムを挟んだベトナム料理「バインザイ」

ベトナム語で「BANH DAY(バインザイ)」。これがベトナムのお餅。
ベトナム人の奥様を持つ日本人スタッフ曰く、「味は日本の餅とまったく一緒」だそうですが日本と違う点は、ハムを挟んで食べるのだそうです。

BANH DAY

こちらは、ベトナムで本当によく見かけるハム。見た目が白くココナッツの香りがほのかにします。塩をつけて食べたりもします。とてもおいしいのでお試しあれ。

ハムと一緒に食べるので、いわゆる大福のようなスイーツではなく、お米感覚ですね。主食だそうです。
では、本当に日本の餅と同じなのか、実際に食べてみると…。

BANH DAY

(スーパーで買いました)

同じ味です!弾力も決め細やかさも、ほぼ同じ!何も付けないで食べると無味だけど美味しいところも、日本のスーパーで売っているお餅と同じ!本当に美味しいと、お餅だけで食べても全然いけますよね。

 

ベトナムのローカルフードに甘いお餅はあるの?

toramuちゃん「(画像検索をしながら)日本のモチ、色がある!でも、ベトナムのモチは一種類しかありません」

takim「確かに、日本には大福や豆大福、桜餅、柏餅、草餅、栃餅とか、ごまを入れたやつや、チョコ大福とかもあって……」

toramuちゃん「よく食べますね。takimさん」

sakura-mochi

桜餅に大興奮のtoramuちゃん。ピンクなのがいいのかと思えば、「桜である」ことが重要らしい。そういえば、ベトナムには桜餅のように、餡を包んだ甘いお餅はないのでしょうか?

私のつたない英語を一生懸命理解しようとしてくれるtoramuちゃん(いつもありがとう)。
そして見せてくれたのが、これ。

Che Troi Nuoc

引用:https://vietnamnet.vn/vn/doi-song/am-thuc/mon-ngon-15-mon-ngon-duong-pho-viet-nam-co-gia-duoi-10-000-dong-379438.html

takim「これー!!!これお餅だよ!」

toramuちゃん「これはChe Troi Nuocです」

takim「チェー?中に何か入ってるの?」

toramuちゃん「緑豆の餡です。そんなに甘くはないですけど」

 

緑豆餡入り白玉のベトナム風ぜんざい「Che Troi Nuoc」

調べてみると、Che Troi Nuocとは緑豆餡が入っている白玉に、ココナッツミルクをかけて食べる、温かいスイーツなのだとか。ココナッツミルクをかけるデザートは、東南アジアならではで美味しそうです。

白玉とは、つまり白玉粉からできていますから、元をたどればもち米です。お餅みたいな味がするのかな?と思い、こちらも試してみました。

Che Troi Nuoc

要するにベトナム風ぜんざいなのですが、食べてみると…日本のお餅に引けを取らないのどごしと滑らかさ!もちもちした食感はお餅と白玉の中間で、程よい弾力がします。少しスパイシーなショウガ味の温かいシロップと、とろっとしたココナッツミルクが混ざりあって絶妙なハーモニー!

Che Troi Nuoc

中には緑豆の餡。あんこ入りですね。とっても美味しい。アジアの香りがします!

 

日本とベトナムの餅事情まとめ

【日本のおもち】
・もち米から作られる。
・種類豊富で、餅自体にフレーバーを練りこんだり、餡を詰めたりと変幻自在。
・一般的には甘く味付けされたものが食べられている(しょうゆ派もいるでしょうが)。

【ベトナムのおもち】
・お米から作られる。
・中には何も入れず、白いもののみ(生地に練りこんだりはしない)。
・ハムと一緒に食べるBANH DAYは、甘い味付けはされていない。
・甘いお餅を食べたい場合は、BANH DAY でなくCHE TROI NUOCを。

ベトナムで甘いお餅が恋しくなった方、CHE TROI NUOCはどこでも食べられるので、ぜひそちらをお試しください!

ベトナム料理を食べていると、麺もライスペーパーも、モチモチとしたものが多い印象。日本と同じコメ文化のベトナム、モチモチが好きなところも似ているのかもしれません。

日本人女子大生。10歳のときフィリピン、マニラに2年間ステイしたおかげで、いつの間にかすっかり東南アジア女。あのけたたましさと、フルーツが大好き。ホーチミンは2度目で、他にはカンボジア(アンコールワット)など。シティーも大好きだけど、日本人が知るべきはバリ以外のアジアンリゾート。ダイビングライセンス有。一緒に海に行きましょうー!

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