ベトナムで過ごすタマリンドな休日 ~タマリンド編~

みなさん、お久しぶりです。
タマリンド金子です。

しばらくぶりのブログ更新ですが、決してさぼっていた訳ではなく、
いかにタマリンドの魅力を伝えるか考え続けていただけなんです。
信じてください……!(懇願)

ということで今回から「ベトナムで過ごすタマリンドな休日」と称して、
数回に渡ってベトナム在住者の休日の過ごし方についてお伝えします。

記念すべき1回目はみなさんお待ちかねの「タマリンド編」
そもそもタマリンドって何だっけ? というところから、効能や食べ方までをご紹介。
そして、僕×タマリンドの休日の過ごし方をお伝えします。


タマリンド(Tamarind/Me)とは?

タマリンドの概要

袋つめされたタマリンド

ベトナムではMe(メー)と呼ばれるタマリンドは、
マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属に属する植物。
……小難しいですが、つまりマメの仲間です。

アフリカが原産で、東南アジアからインドや北米、中南米まで広く食されており、
実は世界的にポピュラーな食材なんです。

タマリンドの味・タマリンド料理

タマリンドには大きく分けて2種類あります。
ひとつめは、生食用で甘くて食べやすいスウィートタマリンド。
ふたつめは、加工食品や調味料に使われる酸味の強いタマリンド。

前者は黒砂糖のような風味のある甘み、後者は梅干のようなすっぱさ。
どちらもねっとりとした独特の食感です。

僕がおやつとしてよく食べているのはスウィートタマリンドですが、
すっぱいタマリンドも世界中で調味料として用いられています。

今回は、そんな世界に広がるタマリンド料理を少しご紹介。

ベトナム南部・メコンデルタ地域が発祥のスープ、カインチュア(Canh Chua)。
メコンデルタ地域が発祥のスープ カインチュア(Canh Chua) 

フィリピンの広い地域で愛されているスープ、シニガン(Sinigang)。
フィリピン全土で食べることのできるスープ、シニガン(Sinigang)

カインチュアもシニガンも日常には欠かせない料理。
その特徴的な酸味をつけるためにタマリンドが用いられています。
ローカルの定食屋さんなど、いろいろなお店で食べることができるので
ぜひ食べてみてください!

その他にもインド周辺で多用途に用いられるソース、チャツネ(chutney)も
タマリンドが主要な材料のひとつだそうです。
(僕はまだ食べたことがありませんが……。)

実は知らず知らずのうちにタマリンドを食べていた、
という方も多いかもしれませんね。
旅の記憶とともにすっぱい記憶が蘇ってきたら、それはきっとタマリンド。

タマリンドの栄養・効能

調味料やお菓子としても大活躍のタマリンドですが、
なんと健康や美容にも効果があるとのこと。

食べれば少量でも満腹感が得られるためダイエットにも効果的。
さらに果肉に多く含まれるクエン酸は腸内環境まで改善してくれます。
お湯で溶かしたものをお肌に直接塗れば新陳代謝を促進し、
角質除去にも一役買うそうです。

日本でも通信販売や輸入食品を取り扱っているお店で購入できるようなので、
試してみてはいかがでしょう?
(お肌に塗るのは酸味の強いタマリンドがいいそうです)

 

僕の休日に入り込んでくるタマリンド

オフィスでタマリンド

仕事の合間にタマリンド食べるタマリンド金子

朝、出社すると僕のデスクの上にタマリンドが置いてあるのは、よくある光景。

 

業務中であろうが問答無用で食べます。だって、置いてあったんですもの。

業務中であろうが問答無用にタマリンドを食べるタマリンド金子

しかもこの日は土曜日。
月に2回ほどある午前出勤日で、普段はビジネスカジュアルがルールの弊社でも
私服で出勤可能な日です。

オフィスにいながら、私服でもりもりタマリンドを食べられちゃいます。
気分転換に殻を割り始めたらもう止まりません。

気づいたら仕事は終わっていないのに勤務時間が終わっていたりします。
……たまらない休日? ですね。

散歩でタマリンド

僕の愛すべきタマリンドは「気づき」という大切なスパイスを
ふとした日常に与えてくれる存在でもあります。

ある休日、ベトナムの中心地・レタントン通り(Lê Thánh Tôn)と並行して伸びる
リートゥチョン通り(Lý Tự Trọng)を散歩していた時のこと。

タマリンドが実常緑高木が多く植えられているリートゥチョン通り(Lý Tự Trọng)

涼しげな街路樹の下を歩いていると、

「いてっ」

……!?
僕のふさふさの髪の防御をすり抜けて、硬い物体が降ってきました。

見上げると……

高い位置に実るタマリンド

野生のタマリンド。(写真中央の茶色い物体です。)

タマリンド金子の頭に、タマリンドが降ってくるその意味。

運命。

ベトナムの暑さに辟易していた僕に、
上を向いて歩くことの大切さを教えてくれたに違いありません。

ありがとう、タマリンド。
皆さんも上を向いて歩きましょうね! 坂本九さんラブ!


いかがでしたでしょうか?

タマリンドにもベトナムの休日にも興味が湧いてきませんか?
次回はまた違ったタマリンドな休日の過ごし方をお伝えいたします。

「タマリンドって言いたいだけだろ」というツッコミは受けつけておりませんので、
悪しからず。

タマリンドの伝道師

タマリンドの伝道師

タマリンド金子

タマリンド金子です。ベトナムで迷走中。ベトナムの食べ物が好きで、いろいろ食べていたらタマリンドに出会いました。タマリンドといったら金子。金子といったらタマリンド。このプロフィールを読んだあなたは、すっかりタマリンドのとりこでしょう。

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