みなさん、こんにちは。
インドネシアで暮らす魅力はさまざまありますが、そのうちのひとつが「物価の安さ」です。
「インドネシアの物価が安いのは知っているけど、実際に1ヶ月いくらかかるのか具体的なイメージが湧きにくい」といった方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、インドネシア在住の日本人に「1ヶ月の生活費」を詳しくインタビューしました。
在住者のリアルな生活費を知ることができ、インドネシア生活の不安を解決できる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※掲載している内容は2023年6月時点での情報となります。
※記事内のレートは1IDR=0.0091円で計算(2023年5月10日時点でのレート)
プロフィール
石井 めぐみ(いしい めぐみ)
年 齢:21歳
在住歴:3ヶ月
趣 味:旅行
<インドネシアへ来たきっかけ>
大学の総合グローバル科でインドネシア語を勉強したことがきっかけで、インドネシアのことが好きになりました。勉強していく中で、「もっとインドネシアのことを学びたい」という気持ちが強くなり、渡航を決めました。
なぜインドネシア語を専攻したかというと、ほかの外国語よりもインドネシア語が一番わかりやすかったこと、またインドネシア人講師がフレンドリーで国に対するイメージが好印象だったからです。
<現状と今後の目標>
現在、ジョグジャカルタにあるガジャマダ大学へ語学留学をしています。
6月で大学の科目が終了となるので、その後は在インドネシアの日系企業へインターンをしてから現地で就職することを目標にしています。
石井さんと日本で暮らす女性の生活費平均額比較(1ヶ月)
参考記事:一人暮らしの生活費は平均いくら? 無理のない家賃設定と節約のコツ
参考記事:東京の平均家賃はどれくらい? 人気のエリアと初期費用を抑えるポイント
インドネシアに住む石井さんの生活費はどの費目も日本で暮らす女性の平均値より低く、合計では約125,000円近く低いことが分かります。
なぜこんなに平均額より低く抑えられるのでしょうか?
詳しくインタビューしました。
家賃について
2,300,000ルピア(20,900円)※光熱費・WiFi代込み
エリア:ジョグジャカルタ市
間取り:ワンルーム(トイレ、お風呂、家具家電付)
石井さんが住むエリアは、ジョグジャカルタ市の中心部。大学やショッピングモールなどへのアクセスが良好です。
1ヶ月2万円の家賃設定は、ジョグジャカルタ市にしては少々高いイメージです。しかし石井さんは、24時間セキュリティ完備・WiFi完備・清潔感があるなどの理由から、家賃に対して不満はないと言います。
石井さん:大学に近く、日本食レストランが徒歩圏内にあるのでとても便利です。
光熱費やWiFiなどは家賃に含まれていますが、洗濯は有料です。バケツを使って自分で手洗いする子もいますが、私はランドリーにまとめて出しています。1kg7,000ルピア(63円)で、1週間に2~3回利用しています。
物件探しは「mamikos」というアプリがおススメです。私の知り合いの多くは、このアプリで部屋探しをしています。
インドネシアの物件は、「家具家電付き」の物件が充実しているので初期費用が抑えられるメリットがありますね。
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交際費について
1,100,000ルピア(10,000円)
石井さん:お酒(飲み会)代は1ヶ月約10,000円です。学校の友達と飲みに行くときは大体1人200,000ルピア〜300,000ルピア(1,800円〜2,700円)ほどです。友達の家などで飲むことも多く、その時はお店でお酒を飲むより安価な金額で収まります。
ビールは350ml缶で250円です。
食費について
2,000,000ルピア(18,181円)
石井さん:基本的に朝は果物などで軽く済ませ、お昼は学食やローカルで食べます。1食100円〜食べられるので、お財布に優しくて助かっています。節約して1日500円、ちょっと奮発しても1日1,000円以内くらいで収まります。
学食やローカルを利用して食費を安く抑えているという石井さん。自炊についてはどうなのか聞いてみました。
石井さん:私が借りている物件はキッチンが共同で自炊がしにくいんです。そもそも、インドネシアでは1人だと自炊するよりローカルフードを食べる方が結果として安くなるんですよ。友達もほとんど外で食事を済ませています。
外食であれば片付けをしなくていいですし、1人であれば外食のほうがメリットが多いです。
娯楽費について
300,000ルピア(2,727円)
日本人女性の娯楽費にかかる1ヶ月の平均額は17,858円なのに対し、石井さんは3,000円以下と日本人女性のおよそ6分の1です。なぜ娯楽費をこんなに低く抑えられているのか聞いてみました。
石井さん:例えば、インドネシアで映画を観るのは35,000ルピア(318円)なんですよ。1ヶ月に2回観に行っても70,000ルピア(636円)です。カラオケもありますが、1回30,000ルピア(272円)くらいで日本よりかなり安く抑えられます。先日ビーチでキャンプをしたのですが、1人100,000ルピア(909円)でした。
娯楽費は、インドネシアの物価の安さが顕著に表れていますね。
美容院の費用についても聞いてみました。
石井さん:ローカル美容院でのカットは40,000ルピア(363円)とかなり安いのですが、パーマやカラーはかなり金額が違います。ブリーチとカラーで1,000,000ルピア(9,090円)でした。
日系の美容院では、カットで300,000ルピア(2,727円)くらいとローカルに比べると高いですが、クオリティは日本レベルです。
日本の美容院と同じクオリティを求めるのであれば、ローカルより値段が高くても日系の美容院がおススメです。
通信費、交通費について
通信費:140,000ルピア(1,281円)
交通費:300,000ルピア(2,727円)
通信費と交通費の合計は440,000ルピア(4,008円)となり、日本人女性の1ヶ月平均額より16,571円も低いことが分かります。
まずは通信費について詳しく聞いてみました。
石井さん:私はXLというキャリアで40GB141,000ルピア(1,281円)のプランを利用しています。自宅にはWi-Fiが備え付けられているので、携帯のデータ通信量は月々35GBあれば十分です。通話はLINE電話か、Whats APPの電話を利用するのでほとんど通信費のみです。
日本の格安SIMでも安いプランがありますが、1,000円代で抑えられるのは嬉しいですね。
交通費が3,000円もしないのはなぜなのか、安く抑えられる理由を教えてもらいました。
石井さん:通学には配車アプリのGrabを利用しています。片道8,000ルピア(72円)です。帰りはほとんど友達に送ってもらうのでタクシー代はかかりません。
友人とご飯に行くときなども送迎をお願いしているそうなので、遊びにいくときの交通費はあまりかからないようですね。
インタビューを終えて
ここまでインドネシアでかかる1ヶ月の生活費について、在住者のインタビューをお届けしましたがいかがでしたか?
石井さんの場合の生活費について要約すると、以下の通りです。
- 生活費合計は日本人女性の1ヶ月平均額より124,476円も低い
- 特に娯楽費や通信費の安さが顕著である
- 洗濯機は備え付けられていない物件なので、洗濯をしたい場合は別途ランドリー費がかかる
石井さんは、生活費から浮いたお金でバリ島やタイなどへ旅行に行くことも多く、充実した日々を送っているようです。
企業によっては家賃手当が福利厚生に含まれていることもありますので、お金がたまってしょうがないという嬉しい悲鳴も聞こえてきます。
日本よりも生活費が低く抑えられるのは、インドネシア転職の魅力のひとつですね。
実際インドネシアに訪れると、物価の安さに驚かされると思います。
▼インドネシアの物価について詳しくはこちら▼
▼渡航~初任給支給までの1ヶ月にかかる費用についてもぜひご参考ください▼
それでは最後までありがとうございました!
★maki green★
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