みなさん、こんにちは。
インドネシアで暮らす魅力はさまざまありますが、そのうちのひとつが「物価の安さ」です。
「インドネシアの物価が安いのは知っているけど、実際に1ヶ月いくらかかるのか具体的なイメージが湧きにくい」といった方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、インドネシア在住の日本人に「1ヶ月の生活費」を詳しくインタビューしました。
在住者のリアルな生活費を知ることができ、インドネシア生活の不安を解決できる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※掲載している内容は2023年6月時点での情報となります。
※記事内のレートは1IDR=0.0094円で計算(2023年6月時点でのレート)
プロフィール
大嶋 佑一(おおしま ゆういち)
年 齢:39歳
在住歴:5年目
趣 味:ゴルフ、海外旅行
現在は日系IT企業のマネージャーとしてインドネシアにて勤務中。
拠点はジョグジャカルタ特別州で、時々出張でジャカルタやバリ島へ行くことも。
インドにも駐在していた経験があり、インドネシアはインドよりも治安がよく住みやすいようです。
生活費の平均額比較(1ヶ月)
参考記事:一人暮らしの生活費は平均いくら? 無理のない家賃設定と節約のコツ
参考記事:東京の平均家賃はどれくらい? 人気のエリアと初期費用を抑えるポイント
こちらの表から、大嶋さんの生活費は日本で暮らす男性の平均額より61,512円低いことが分かります。
なぜこんなに低く抑えられるのでしょうか?
詳しくインタビューしました。
家賃について
4,500,000ルピア(42,056円)※WiFi代込み
住んでいるエリア:ジョグジャカルタ市
間取り:ワンルーム(トイレ、お風呂、家具家電付)
大嶋さんが住むエリアは、ジョグジャカルタ市の中心部。スーパーやショッピングモールなどへのアクセスが良好です。
ジョグジャカルタのローカルの平均賃料から比べると、4,500,000ルピア(42,056円)は高めな印象ですが、駐在員の方が住む物件の中では平均的です。
24時間セキュリティ完備、そして治安も問題ないことから長年ここに暮らしているようです。
物件についてご本人に詳しく聞いてみました。
大嶋さん:インドネシアの物件は家具家電付きがほとんどなので、気軽に引っ越せるのがいいですね。洗濯機を置くと狭くなってしまうので、ランドリーサービスを利用しています。インドネシアのランドリーサービスは安価ですし、街中にたくさんあって便利なのでずっとこのサービスを利用しています。ランドリー費は、1週間50,000ルピア(476円)で、1ヶ月約200,000ルピア(1,869円)です。
電気代はオール電化のため高くなってしまいますが、ガス漏れなどによる火災の心配がないのが安心です。
アパートに備え付けられているWiFiは、速度があまり速くないのと時々切れてしまうことがネックです。物件探しの際は、WiFiの速度もチェックするポイントに入れた方がいいですよ。
あとは猫を気軽に飼えるのもいいですね。インドネシアの人たちは猫好きが多いので、猫と一緒に住むことも割と許してくれます。
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交際費について
4,000,000ルピア(37,383円)
大嶋さん:会社の同僚や友達と飲みに行ったりするのは週に1回程度です。僕の場合、ゴルフが好きなのでゴルフ代が結構かかります。ゴルフは1回まわるのに約700,000ルピア(6,700円)。月に2~3回くらい行っています。ちなみにジャカルタ出張の月の交際費は、お酒代が高くついてしまうので7,000,000ルピア(65,420円)くらいかかる月もあります。ジャカルタに住む場合は、家飲みをするなどの工夫が必要ですね。
食費について
3,000,000ルピア(28,037円)
日本に暮らす男性の平均額と比べると、10,000円以上低く抑えられています。
大嶋さん:自炊は全体の3分の1くらいです。単身なら外食した方が安く楽に済みます。仕事終わりにはデリバリーをよく利用しますよ。日本食が食べたくなれば、日本食レストランへ行って、ついでにそのお店で卵や納豆を購入しています。インドネシアでは、ローカル飯のナシゴレン+スープが25,000ルピア(238円)で食べられるのがお財布に優しくていいですね。
娯楽費について
350,000ルピア(3,271円)
平均額より17,855円も低いですね。なぜこんなに低く抑えられるのか、聞いてみました。
大嶋さん:インドネシアでの娯楽と言えば、映画かカラオケになります。映画を観るのは1回35,000ルピア(318円)と日本で映画を観るのに比べたらとても安いんですよ。ポップコーンなど色々頼んでも150,000ルピア(1,400円)くらいです。月に1回映画を観て、月に2回ほどマッサージに行っています。マッサージは60分100,000ルピア(934円)のところを利用しています。先日バリ島へ遊びに行った時は、ゴルフとホテル代で5,000,000ルピア(46,728円)でした。あと僕の場合、猫の飼育費がかかります。1ヶ月のエサ代などで1,000,000ルピア(9,345円)です。
筆者も猫を多く飼っていますが、インドネシアでは猫のワクチン接種代は250,000ルピア(2,336円)です。日本では1匹あたり約15,000円くらいかかるので1/6以下の金額です。
日本と比べると飼育にかかる費用が抑えられるので、インドネシアで猫は飼いやすいと思います。
通信費・交通費について
通信費:1,869円
交通費:1,869円
大嶋さん:1ヶ月60GBのプランで200,000ルピア(1,869円)です。自宅のWiFiの調子がもっと良ければさらに安く抑えられるので、引っ越し時にはWiFiチェックは必須ですね。
交通費についても、安く抑えられる理由を教えてもらいました。
大嶋さん:中古のバイクを5,000,000ルピア(46,728円)で購入し、移動はほぼバイクです。
そのため月々の交通費は主にガソリン代です。
インドネシアは現在(2023年6月)、レギュラーガソリン代が10,000IDR(93円)/1ℓです。バイクは燃費が良いので、交通費が安く収まるようですね。
インタビューを終えて
ここまでインドネシアでかかる1ヶ月の生活費について、在住者のインタビューをお届けしましたがいかがでしたか?
大嶋さんの生活費について要約すると、以下の通りです。
- 生活費合計は日本に暮らす男性の1ヶ月平均額より61,512円も低い
- 特に家賃、娯楽費、通信費、そして交通費の安さが顕著である
- 単身であれば外食のほうが自炊するよりも安く費用を抑えられる
人によって生活費の金額は異なりますが、みなさん工夫して節約しています。
インドネシア転職の魅力のひとつは、生活費が日本よりも安く抑えられること。
貯金できたお金で、趣味や海外旅行など楽しむのもインドネシア移住ならではの楽しみですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
★maki green★
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