こんにちは、マレーシア在住のライター パンダンです。
映画料金が安いと言われるマレーシア。確かに新作でもスタンダードシートなら曜日や時間帯にもよりますが、RM13-15(約341-393円)で観ることも可能です。
余談ですが、映画の定番スナックであるポップコーンとドリンクのコンボが、映画料金とほぼ同じぐらいの値段です。またマレーシアでポップコーンといえば、なぜかキャラメル味が基本。
というわけで、今回はマレーシアのショッピングモールに併設されている2つのシネコンのプレミアムシートをご紹介します。
GSC(Golden Screen Cinemas)
ゴールド・スクリーン・シネマ(GSC)のプレミアムシートは、ゴールドクラス(Gold Class)。入り口からしてちょっとプレミア感があります。気になるのは料金ですよね。現在公開されている映画で平日昼間の料金を調べてみたところスタンダードシートがRM13(約341円)だったのに対し、ゴールド・クラスはRM45.5(約1194円)。
そもそもゴールドクラスはシートが20席ぐらいしかありません。イメージ的には革張りの社長室の椅子、あるいは飛行機のビジネスクラスのようにゆったりしています。映画が始まる前はラウンジで飲み物や軽食を楽しめます(有料)。
椅子は手元のスイッチでリクライングし、ほぼフラットになります。また別料金RM15(約393円)でブランケットの貸し出しも。
プレミアシートなので、映画を見ている最中に何か飲みたくなったりしても、再度テーブルのボタンを押すとオーダーが可能です。
TGVシネマズ(TGV Cinemas)
同じくシネコンのTGVシネマズのプレミアムシートはインダルジ(Indulge)。こちらはどちらかというと、日本のプレミアムシートに近く、食事を楽しみながら映画を観るというコンセプトとなっています。
オンラインで予約をする場合、食事のコースが提示されますが、もちろん映画だけもOK。あるいは席についてから「何か食べたいな」と思ったとしても、各シートにタッチパネル式のメニューがあるので、そちらかオーダー可能となっています。
こちらも気になる料金ですが、同じく現在上映されている映画の平日の昼間で調べたところ、食事なしのプレミアムシートのみだとRM43(約1129円)でした。ブランケットは標準装備となっているので追加料金なしで利用できます。
またTGVシネマズでは、寝転びながら映画を見られるビーニー(Beanie)というシートもあります。ここいうビーニーとは大きなクッションのことで、2人用サイズのクッションに寝転がって映画が見れる仕様となっています。
いかがでしたでしょうか。日本の映画館のスタンダードシートよりも安く、しかもラグジュアリーなシートで映画が鑑賞できるのもマレーシアならでは。
気になる字幕ですが、オリジナルが英語の場合、中国語とマレー語となります。字幕不要な日本の映画がマレーシアで上映されるのも珍しくはないのですが、残念ながらプレミアムシートで観られるのは、ハリウッドの大作映画となることが多いようです。
今回ご紹介した映画料金はあくまでも参考の目安となります。冒頭でもお伝えしましたが、曜日、時間帯などにもより、またロードショー直後かどうかなどによっても料金が異なるようです。
暑いマレーシアの娯楽として人気の映画。ただしエアコンが効きすぎて寒すぎることもあるので、寒さ対策が必要なこともあります。
写真:全て筆者撮影