【2022年版】マレーシアの1ヶ月あたり生活費、家賃相場、公共料金など実際にいくらかかる?

こんにちは、マレーシア在住のライターのパンダンです。

留学、駐在、就職などで海外に移住し生活をするとなると、おそらく一番気になるのが「実際に住んだらいくらかかるのか?」ではないでしょうか。つまり生活費ですね。

ただしざっくりと生活費と言っても「留学生」「駐在」「現地採用」に加え、単身か家族帯同か世帯の働き手の人数などによって収入や生活レベルが違ってくるので一概には言えません。

そこで今回は1ヶ月あたりの生活費を「単身者」「家族」と分けて考えることを意識してお伝えしようと思います。また住居はコンドミニアムを選択、といった前提になっています。

※表示は全て1ヶ月分です。

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マレーシア生活費

首都クラルンプール及び周辺エリアの家賃相場

マレーシアで家賃が高いのは首都クアラルンプールか、いわゆるベッドタウンの隣接するセランゴール州(Selangor)です。ですが、居住スタイルによって家賃が違います。月家賃の他に当初はセキュリティデポジットが2-3ヶ月分かかります。

現地採用や駐在の単身者の方々が多く住むのはクアラルンプール市内で公共交通機関が整っているエリアとなります。

 

  居住空間 共有設備(例) 予算
ルームシェアなど 一人部屋の想定 物件によりけり RM600-1800
(約14797-44391円)※光熱費RM30-100(約739-2466円)
単身者向け 1ルームのコンドミニアム 24時間セキュリティ、プール、ジム、パーティールーム、BBQスペースなど。
駐車場1台分が含まれることもあり。
RM2500-5000
(約61655-123310円)
家族(3人以上)向け 3LDK(2-3Bed room) ジム、プール、テニスコート、屋内バドミントンコートBBQ設備、パーティールーム、読書室など。
駐車場(1-2台)がついてくることもあり。
RM2500-
(約61533円-)ぐらいから

 

家賃は高いことが多いため、コンドミニアムやハウスのルームシェアが人気です。
探せばRM300(約7398円)という物件もありますが、ネット環境もエアコンもなく衛生的にもかなり厳しいかと思います。一人部屋である程度の家具や設備が整っている場合はRM600-1800(約14797-44391円)にプラスして光熱費RM30-100(約739-2466円)です。

参考URL:https://ibilik.my/

1ルームのコンドミニアムの場合、24時間セキュリティ、プール、ジムなどに加え、パーティールーム、BBQスペースなどが共有設備で住民が利用できるのが標準です。郊外には単身者向け物件は少なくクアラルンプールの中心部で居住する場合はRM2500-5000(約61655-123310円)ほどです。駐車場1台分が含まれることもあります。

家族(3人以上)で住む場合は、学校や幼稚園、保育所がある場所との兼ね合いで中心部近くの住宅街にセキュリティや買い物、スーパーなどの近くなど利便性を兼ね備えたコンドミニアムが多いエリアが人気です。日本人や外国人向けの物件の家賃は3LDK(2-3Bed room)+駐車場(1-2台)でRM2500-(約61533円-)ぐらいから。共有設備にジム、プール、テニスコート、屋内バドミントンコートBBQ設備、パーティールーム、読書室などがありますが仕様はそれぞれ異なります。

参考URL:https://www.iproperty.com.my/

マレーシア生活費

マレーシアの物価や公共料金について

生活インフラ(水道・ガス・電気)、インターネット回線などは日本に比べると安くなる傾向ではないかと思います。ここではシェアではなくコンドミニアムを賃貸している方々の平均を伝えます。

 

水道料金 RM13-40(約320-986円)ほど
下水道料金 月平均でRM10-(約246円-)ほど
電気料金 RM200-1000(約4917-24586円) ※家族構成によって幅がかなりあり
ガス料金(都市ガス) 3-4人の家族でRM13-25(約319-615円)ほど
ガス料金(シリンダー(プロパンガス)) 12kg・RM31(約763円)、14kg・RM35(約861円)程度 ※デリバリー費用込み

 

水道料金は実は世帯人数にあまり関係なくRM13-40(約320-986円)ほど。というのも政府の補助やまたコンドミニアムごとに個人がそれぞれ払うのか、建物ごとの請求を戸数で割った金額を払うのかによるからです。また使用してもしなくても毎月ほぼ金額が変わりません。下水道料金は場所によっては数ヶ月ごとに請求がきますが月平均でRM10-(約246円-)ほどです。下水道は国営会社のIndah Waterが管理しています。

電気料金は家族RM200-1000(約4917-24586円)と幅がかなりあります。というのも「エアコンの稼働台数と時間」「オール電化かどうか」「部屋数」によって異なるからです。また電気代が高くなる理由の一つとしてマレーシアのコンドミニアムにはバスルーム(2カ所以上あることが多い)のお湯は電気で沸かすことが多いため。日本でいう30畳用などの大型エアコンを、長時間稼働させてしまうとRM1500(約35879円)以上になってしまうことも。ただし単身者で日中は家に誰もおらずエアコンを数時間しか使用しない場合はRM100(約2458円)前後のようです。

ガス料金は2種類あります。キッチンのコンロが「都市ガス」「シリンダー(プロパンガス)」によって違います。都市ガスを引いているコンドミニアムはマレーシアではあまり多くありません。また調理をするぐらいにしか利用しないことが多いため3-4人の家族でRM13-25(約319-615円)ほど。キッチンキャビネット下に設置するシリンダーは、12kg・RM31(約763円)14kg・RM35(約861円)でデリバリー費用込み。

マレーシア生活費

通信費、食費などその他の生活コスト

単身者の場合、毎回日本食ではない場合、全て外食をしてもRM1000(約24613円)かそれ以下。家族世帯は構成によって異なりますが、日本の食材だけを使うなどしない限り日本よりも2-3割安くなるかと思います。アルコール類は日本ど同等かそれよりも高いのが標準です。

日本食レストランも一般的な場合、日本と同等か、驚くことに場合によっては日本より安いこともあります。例えば家族4人で外食をした場合、日本と違って魚少なめですがマレーシアの回転寿司、RM150-(約3691円)ほど。ローカルホーカーなどでは飲み物込みでRM30(約738円)ほどで済むこともあります。

インターネットを自宅に引いた場合、TIMEは2年縛りで500Mbps・RM139(約3421円)。携帯料金はマレーシア最大手のMaxisのプリペイド(Hotlink)で、2G・30日プランを選択するとRM30(約738円)

その他にかかるマレーシアでのコスト

自家用車を所有する場合、関税がかかるので日本で300万円ほどの車種でも400万円以上となります。車検はありませんが、年に1度車の車両登録更新があり排気量によりRM350-900(約8614-22151円)支払います。車の任意保険は日本語が通じる日系の保険会社の場合日本とほぼ同等かやや安いぐらいですが、補償内容が日本とはかなりことなるので注意しましょう。

また外国人は現地校に入れません。日本人学校、フリースクール、インターナショナルスクールなどの選択肢があります。幼稚園や保育園も多いのですが、学費=質のため、よい環境を求めるとそれなりにかかることも。

マレーシア生活費

冒頭でもお伝えしましたが、マレーシアに移住してかかる生活費と言っても、就労か自費か、あるいは単身か家族付帯かによって全く異なります。以前はマレーシアの物価は日本の1/2と言われていました。しかし日本と同等レベルの生活をするならば一般的な日本の生活より2/3、あるいは日本にいる時以上にかかってしまうこともあると筆者は感じることもあります。

RM1=約24.6円で換算

※本文と写真は関係ありません。

写真:全て筆者撮影

 


 

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パンダン(外部ライター)

暑いところが大嫌いだったはずが、住んでみたらマレーシアの南国独特の時間の流れにすっかりはまったビール好きライター。旅は自分で車を運転していくのが好き。ビーチで夕日を見ながら一杯!が至福の時間。

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