海外転職先にシンガポールを選ぶ5つのメリット

記事をシェアする

こんにちは。
2019年の8月から、シンガポールの外資系IT企業に転職しました、Ayuと申します。

日本では新卒で外資系IT企業に入社後、約5年間SEとして働き、その後社会人として日本の大学院を修了した後に、シンガポールの法人に転籍しました。

今後はシンガポールでの生活や就労環境についての情報を、日本で海外転職を検討されている方に向けて、現地から発信できればと考えています。今回は、そんな私がシンガポールを海外転職先に選択した、主な理由についてご紹介します。

そもそも多くの日本人にとって、日本で働き・生活する上で、それほど不便や不満は感じません。むしろ、多くの外国人労働者が日本で働きたがるほど、日本はアジアの中ですでに先進国です。

そんな日本をわざわざ離れて、シンガポールに移る理由とは何なのでしょうか。

 

1. アジア随一の雇用待遇の高さ

主な理由としてあげられるのが、シンガポールはアジアで最も物価が高い国だけに、高度なスキルを持つグローバルな人材にとって、給与の上昇が期待できる国であるということです。仮に、給与が日本と変わらないあるいは日本より少し下がる場合でも、シンガポールは世界的にも税の天国(Tax Haven)と呼ばれるように所得税が低く、日本のように給与から天引きされる住民税もないので、手取りが増えます。ただし、日本のように社会保障制度にかかる負担もない分、追加でかかる費用は給与で補えるようしっかりと交渉することが大切になってきます。日系企業と外資系企業かどうかや、採用形態(駐在員か現地採用か)によって、給与体系や手当も異なります。

 

2. 多国籍なアジア市場を感じる経験

日本は良くも悪くも日本企業の顧客に対して、日本語を用いてビジネスが成り立っている国です。対して、シンガポールは国の市場自体は小さいため、アジアの中心部(Hub)としての機能を持ち、東南アジアを主としたアジア全体の市場でのビジネス展開を担っています。

これはシンガポールを構成する多国籍な移民や外国人労働者によって実現します。そのためアジア各国から雇用待遇やキャリアの高みを目指す高度人材が、シンガポールに行き着くのは自然な現象です。ただし、アジア各国の選りすぐりの人材がこぞって、限られた就労機会に応募してくるため、理想のポジションを獲得し高待遇を目指すには、高度な学歴と日本人でも相当な語学力と業界経験・特別なスキルやバックグラウンドが必須となるでしょう。このような要件は、シンガポール労働省の高度人材選別の基準ともなっており、取得ビザの種類にも影響しています。特に長期的な滞在や現地化を検討している人は、その先の永住権・市民権の取得も視野に入れて準備されることをお勧めします。

職種によっては日本以外の市場を経験できたり、仮に日本の市場に限定されていたとしても、アジア各国の労働者と共に協業できる経験が身につくはずです。こうした経験を活かして、その後のキャリアを有意な方向へ導けるよう、方向性を検討することが重要です。

 

3. 女性の社会的自立、ワークライフバランスが進んでいる

日本では業界にもよりますが、男性的な職場環境を感じ、キャリア上昇の壁に直面する女性も多いのではないでしょうか。私自身も日本の会社の職場の8割は男性で、特に今年4月に初めて妊娠した後には、通勤や職場で理解を得られず、あまり気遣ってもらえないまま仕事を続けたせいで、非常に辛い経験をしました。また結婚後も夫婦共働きで残業時間も多く、子供ができた後に家族としての時間を維持することに不安を感じていました。

シンガポールに来てからまず実感したことは、男女の平等が確立され、女性の社会的自立が進んでおり、多くの女性が堂々と職場で自らの意見を主張し・能力を発揮しやすい環境であるということです。女性が長く働き続けやすいような、社会的サービスや公共サービスも充実しています。また社会的弱者に位置付けられる子供や女性・高齢者には寛容な社会が確立しており、妊婦でも交通機関では必ずと言っていいほど席を譲ってもらえます。この点は、また別の回に詳しくご紹介できればと思います。

 

4. 高度なインフラと充実した生活環境

国土の小さいシンガポールでは、東京都内で暮らすのとほぼ変わらない、またそれ以上に、インフラが整備され、交通の便や公共施設・商業施設・観光地が充実しています。日本と比較して、長所はタクシーや交通機関が安価であること、情報共有や決算のデジタル化が進んでいること、自然災害(地震や台風など)が少ないこと、治安が良いこと、都市の緑化が進んでいる点です。反対に、短所は歩行者優先に道路が設計されていないこと(歩行者は頻繁に地下道などを使うことがあります)、賃料が高いこと、物価が高いなどがあります。

 

5. 日本にはない体験

その他シンガポールでしか体験できない経験を少しご紹介します。シンガポールは世界の金融都市としても有名なだけに、現地銀行の口座の利率やキャッシュバック還元率が日本に比べて圧倒的に高く、こうした制度をうまく利用すれば効率よく資産を増やすことができます。

また子供にとって国際的競争力の高い高度な教育環境が整っていることも移住を決めた一つの理由です。英語は必須ですが、公用語として普段耳にする中国語などを日常で習得できます。私は職場では普段英語を用いていますが、週に2回ほど中国語を習っています。

その他、陸路や空路で週末でも東南アジアへの旅行がしやすい点も魅力の1つです。

 
今回は自身の経験を元に、シンガポールを選択した主な理由をご紹介しましたが、シンガポールを選択する理由は人それぞれ変わってきます。海外就労先となる国を比較し・選択できないケースすらあるかもしれません。本記事は、日本からアジアでの海外転職を検討している方向けに、シンガポールで働く魅力の一部を理解する上での参考となれば幸いです。

日本の川育ち。海を越えシンガポールに渡りました。

日本の川育ち。海を越えシンガポールに渡りました。

ICONIC

東南アジアにいながら、実は南アジアが専門。日本の低気圧が苦手で、常夏のシンガポールでは何故か活力がみなぎる。小籠包とJolliebeeを愛する外資系ウーマン。日本に残るサラリーマンの夫を連れてくるため、戦略検討中。

記事をシェアする

関連する記事