【実録】ベトナム1ヶ月の生活費!:20代後半女性編

これからベトナムで海外転職をしたいと考えたとき、なににどのくらいのお金がかかるかイメージできますか?

 

「ベトナムは物価が安い」と漠然と言われても、具体的な生活費のイメージが湧きにくいのではないでしょうか。

 

ベトナムで働いている現地採用の日本人が、1ヶ月の生活費に実際いくらかかっているのか知りたい人も多いはず。

 

そこで、アイコニックで現地採用として働く日本人社員2名に、「1ヶ月のリアルな生活費」についてインタビューしました。

 

前編の今回は、アイコニック入社6ヶ月のルーキー・五十嵐あすかのインタビューです。

 

プロフィール

五十嵐あすか(いからし・あすか)

年 齢:27歳

在住歴:6ヶ月

趣 味:ローカルフード開拓

 

生活費の合計&日本人の平均額

彼女の1ヶ月にかかる生活費と、日本に住む日本人女性(単身世帯)の生活費にかかる平均額を比べてみましょう。※

※参考URL
・一人暮らしの生活費は平均いくら? 無理のない家賃設定と節約のコツ:https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00769/
・東京の平均家賃はどれくらい? 人気のエリアと初期費用を抑えるポイントhttps://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00854/

 

どの費目もベトナムに住む彼女の生活費は日本の平均値より低く、合計金額では100,000円近く低いことが分かります。

 

家賃、娯楽費、交通費・通信費は特に平均値よりも低いです。

 

では実際にこの生活費の中でどのような生活を送っているのか、各費目についてインタビューしました。

 

 

家賃について

5,600,000VND(32,377円)

住んでいるエリア:ホーチミン市1区

間取り:1ルーム(バスルーム付)※家具家電付き

 

ホーチミン市中心部の1区にありながら、1ルーム32,377円という格安物件に住んでいる彼女。

 

どんな物件なのか、住んでみての感想を聞いてみました。

 

五十嵐:ホーチミン市の中心地なのでとても便利です。
日本人街と呼ばれる『レタントン通り』に近く、住んでいて困ることはほぼありません。
いま住んでいる物件は会社で提案してくれました。光熱費、水道代、自宅インターネット代も含まれていてこの金額なので即決でした。
サービスアパートなので、毎日掃除と洗濯をやってもらえるのも嬉しいです。

 

今後、ほかの物件にも住んでみたいそう。

 

ベトナムの物件は1年契約・家具家電付き物件がほとんどなので、引っ越しがしやすいのも特徴です。

 

▼物件探しについて詳しくはこちら▼

 

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通信費・交通費について

通信費(携帯):140,000VND(809円)

交通費:1,000,000VND(5,782円)

 

通信費と交通費をあわせても6,591円と、日本の平均より13,988円というのは驚きです。

 

では、それぞれどのような内訳になっているのでしょうか。まずは通信費から教えてもらいました。

 

五十嵐:14ヶ月2,000,000VND(11,573円)のプランを購入しています。
以前は違うプランに加入していましたが、日本で暮らす祖母ともっと電話がしたいと思い、国際電話の無料通話分が多いプランに変更しました。ベトナムは国際電話の通話料が安いのも魅力ですね。
データ使用量は
10GB/月なので十分だと思います。

 

日本で携帯料金がここまで安いプランはあまり見かけませんよね。

 

いまは携帯電話(特にスマートフォン)が必須の時代。毎日使うものだからこそ、月々の通信費が安く抑えられるのは嬉しいです。

 

次に、交通費の内容について聞いてみましょう。

 

五十嵐:配車アプリでバイクタクシーを使うことが多いです。海外転職を機にベトナムへ来てから、タクシーの存在がとても身近になりましたね。
日本よりもタクシー代が安く、特にバイクタクシーは車よりももっと安いので、気軽に利用できて便利です。

 

▼Grabの配車アプリについて詳しくはこちらの記事▼

 

食費について

3,720,000VND(21,508円)

 

ベトナムのローカルご飯は安くて美味しいので彼女は外食がメインだといいます。

 

五十嵐:ローカルで食事をすることが多く、1食 40,000VND(231円)くらい、1日3食で120,000VND(694円)くらいで収まります。
ほぼ毎日ローカルご飯なので、普段の食費は月3,720,0000VND(21,508円)くらいになりますね。

 

続けて、食材を購入する際にちょっと困っていることも教えてくれました。

 

五十嵐:スーパーで食材を買っても一人暮らしには量が多く余ってしまう。自宅の備え付けの冷蔵庫が小さいので、食材が余っても保存ができないんです。
ローカルだと自炊するのと同じか、もしくはそれ以下のコストで抑えられるので断然外食派です。

 

ベトナムのスーパーマーケットは量り売りが基本ですが、最近ではパック詰めされた商品が並ぶことも多くなっています。

 

たとえば精肉ではだいたいの商品が300g~となっているので、彼女のように物件の備え付け冷蔵庫が小さいと、保存するのに困ってしまうことも。

 

物件探しの際に注意したいポイントですね。

 

交際費について

4,000,000VND(23,127円)

五十嵐:週に2回ほど友人や同僚と飲みに行きます。1回でだいたい500,000VND(2,890円)ぐらいです。
日系の飲食店に行くことが多いです。
最近はクラフトビールのお店が好きでよく行きます。

 

 

娯楽費について

300,000VND(1,735円)

 

娯楽費も日本の平均と比べるとぐっと安いですね。詳しく聞いてみましょう。

 

五十嵐:月に1回マッサージに行っています。120分コースで300,000VND(1,735円)です。日本で受けるマッサージではありえない料金ですよね。
その他に毎月ではないですが、下記のような支出も月によってはあります。
<旅行費>先日、リゾート地のニャチャンへ行きました。1泊で5,000,000VND(28,906円)もかかりませんでした。
<ベトナム語講座レッスン費>最近、
ベトナム語のレッスンを申し込みました。週2回の3ヶ月コースで3,000,000VND(17,344円)+テキスト代200,000 VNDです。
<美容代>3ヶ月に1回、美容院(カット&カラー)で2,000,000VNDぐらい、化粧品の購入は2ヶ月に1回300,000VNDぐらい利用しています。


生活費が安く抑えられる分、こうして娯楽や学びに充てられるのが嬉しいです。

 

※マッサージ以外の娯楽費やベトナム語のレッスンに関しては単発、もしくは数ヶ月に一回の支出となるため、今回の「1ヶ月の生活費」に含まれておりません。

 

インタビューを終えて

インタビューを通して、あらためてベトナム生活にかかる出費の低さを実感しました。

 

家賃に水道光熱費+インターネット代が含まれているのは大きく、このような物件はベトナム物件の特徴のひとつだと思います。(注:すべての物件がこのような条件ではありません)

 

「日本よりベトナムのほうが出費が安く、貯金もしやすいと感じますと話す彼女。

 

ローカル開拓やベトナム語学習など、ベトナム生活を楽しんでいる姿が印象的でした。

 

次回は30代前半男性編をお届けします。

 

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※この記事のレートは、1円=172.96VNDで計算しています(2022年8月6日時点)

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