インドネシアと聞いてみなさんはどんなイメージでしょうか?
・世界有数のリゾート「バリ島」がある国? ・ミーゴレン・ナシゴレンのような食のイメージ? ・それとも世界で一番イスラム教徒がいる国でしょうか? |
インドネシアは東南アジア南部に位置し、島の数は世界最多の17,000あまり。
およそ490の民族からなり、世界第4位の人口を誇る多民族国家で平均年齢も約29歳と若年層が多い国です。
これからの国の経済成長も楽しみなインドネシア。
今回はインドネシア転職を検討されている方々の、
・インドネシア転職に興味はあるけど現地で働くイメージが湧いていない ・インドネシア転職という選択が自分にプラスなのか不安で、なかなか行動に踏み切れない |
などのような悩みにお応えするため、インドネシアで働く7つのメリットと注意点をまとめました。
この記事を最後までお読みいただくと、
・インドネシアで働くことの魅力やメリット
・インドネシア転職の注意点
がわかり、海外転職実現に向けた一歩目の行動を起こしやすくなるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
インドネシア転職のメリット
1.今後の経済成長の見込みが大きく、高い昇給率が期待できる
インドネシアは中国、インド、アメリカに次ぐ世界第4位の人口を有する国。
そして人口の多さだけでなく「若年層の多さ」も魅力の一つです。
人口2億7,910万人の中位年齢が29.7歳で日本の48.4歳と比べたらかなり若いことが伺えますね。
このように若者で溢れている国インドネシアは、世界でも成長国の1つとして今後のさらなる経済成長が期待されます。
コロナ禍以前のGDP実質成長率は平均で5%、2020年はいったんマイナス成長でしたが2021年には3.6%、2022年は5.1%予測とコロナ禍前水準まで戻る予定です。
日本のGDP成長率は約2%なのでその差は歴然ですね。
このように発展している、今後も発展が見込める国では経済活動も活発に行われ、自ずとその国で働く人の賃金も上昇していくということが見込めるでしょう。
参考URL:
外務省ホームページ:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/data.html
Memorvaホームページ:https://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_population.php
2.日本企業の進出が多く、仕事の選択肢が多い
現在インドネシアには約1,400社の日系企業があると言われています。
国別の日系企業進出数ランキングで見ると世界第5位となり、かなりの日系企業が進出していることがわかります。
進出企業が多い=求人が多いとなるので、インドネシアで転職を考えている方であればインドネシアで転職先を探す際の選択肢が増えるということ。
業種別で見ると現地採用の求人が多いのは、製造業、商社、サービス系の順番です。
企業数が多いのが一番に挙げられますが、この業種は基本的に相手企業の日本人担当と日本語でのやりとりが重要になるため、日本人採用を継続的に募集している傾向が強いです。
ある程度経験がある求職者の方がもちろん有利になりますが、未経験から挑戦可能な求人が比較的多いのがインドネシアの魅力です。
参考URL:
JETRO インドネシア進出日系企業リスト(2020年1月):https://www.jetro.go.jp/world/reports/2020/02/2a19caafce017300.html
外務省海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果(平成30年要約版):https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006071.html
3.現地採用であっても待遇条件が良い
住宅補助付き、一時帰国費用付き、車・ドライバー付きなどという充実した福利厚生を提供している企業が多いインドネシア。
他のアジアに比べると、待遇の面でとても優遇されている求人が多いです。
4.最先端のテクノロジーを体感でき、価値観が広がる
首都のジャカルタやその周辺の都市では、都市鉄道網とMRT(地下鉄)が整備されています。
また、ジャカルタの国営バス会社では電気バスの導入が済んでいたり、中国、韓国の自動車メーカーはEV車両の製造工場をインドネシアに建設済で、中国の五菱自動車のEV車両が街で走っているのを見かけたりなどなどかなりインフラ設備が進んでいます。
そのような環境に身を置くことで、世界の発展を日本にいる時とは違うスピード感で体感でき、今後の価値観を構築することができます。
5.テクノロジーの発展のスピードが速く生活しやすい環境
2015年に配車アプリのGojekがローンチされて以来、急速にスマホアプリ経由のサービスが発達しています。
・配車サービス ・フードデリバリー ・携帯料金のチャージ ・公共料金 ・税金 ・保険の支払い ・小額からの投資 |
などがスマホ一つでできます。
例えば以前は、
・タクシーに乗って目的地に着くまでいくらかかるだろう・・?
・電気代をどこに支払えばよいのかわからない・・?
ということがあったのですが、それらの問題がオンラインで解決できます。
インドネシアで生活する上で精神的ハードルがかなり下がりますね。
6.日本語学習者が世界第2位!親日家も多い
日本語学習者が中国に次いで第2位!
高校の第二言語学習や選択授業として日本語を学ぶことができるなど、実はインドネシア人にとって馴染みのある「日本語」。
また、インドネシアは日本のアニメ漫画なども人気です。
歴史的な背景もあり、親日国の一つなので日本人にとってはとても住みやすい環境です。
7.日本食へのアクセスも容易で食生活に困らない
吉野家、CoCo 壱番屋、ペッパーランチ、丸亀製麺、大戸屋、大阪王将、一風堂、銀だこなどの日本でも人気のチェーン店から、
インドネシアで人気の個人経営の日本食料理屋まで幅広い選択肢があり、日本食が身近にあるので食に関してはホームシックになることはないでしょう。
インドネシア転職の注意点
1.宗教・文化の違いを尊重する
インドネシアは17,000以上の島々で構成される多民族国家です。
さらにイスラム教、キリスト教をはじめ5つの宗教が国教と定められています。
インドネシアでは多種多様な考え方を持つ人々が共存しています。
日本は単一民族国家で、また無宗教の人が多いので滞在したては色々と戸惑うかもしれません。
ただ、インドネシア人にとっては、宗教は生まれた時から生活の中に当たり前にある大切なものです。
その中でも国民の9割を占めるイスラム教徒は、1日5回のお祈りや、ラマダンと呼ばれる断食シーズンがあります。
・お祈りの時間には会議を入れない |
などの配慮が必要です。
なにより一番大切なのは相手を「理解しよう」「尊重しよう」という気持ち・行動です。
2.人前で叱らない
温厚で明るいインドネシア人ですが、みんなの前で怒られることを極端に嫌う人が多いです。
人前で怒られたことで退職につながってしまう可能性も。
とは言っても同僚や部下に指摘や注意をしなければならない場面もあると思います。
その場合は人目につかない別室でその人と一対一で伝えるように心がけましょう。
3.渋滞が多発しているため余裕を持ったスケジュール組を
ジャカルタは渋滞が至る所で毎日発生します。
私用ならまだしも、お客様とのアポイントで移動する際は、十分余裕を持って出かけるようにしましょう。
社用車であればドライバーに行き先を伝えてどのぐらいで行けると思うか事前に情報を聞いておくのも良いかもしれません。
まとめ
今回は海外就職を目指す方々のためにインドネシア就職のメリットと注意点を書きましたがいかがだったでしょうか?
インドネシアで働くことの良い面や注意点など具体的なイメージが湧くようになれば、次の行動を起こしやすくなりますよね。
2022年に入り世界では国境を超えたビジネスが急速に動き出してきています。
この絶好の機会を逃さないよう、今から小さくでも一歩ずつ行動に移してみるのはいかがでしょうか?
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