みなさん、こんにちは!
日本代表選手がぞくぞとメダル獲得していますね!
インドネシア代表選手も重量挙げでメダル獲得しました。
インドネシアから応援しています。
さて今回は「物件の探し方」について詳しく解説していきたいと思います。
インドネシアに赴任が決まっても、「どうやって物件を探したらいいのか」「外国人は問題なく借りれるのか」など不安要素はありますよね。
外国人目当ての不動産詐欺などを耳にしたことがあるかもしれませんが、手順をきちんと踏めばトラブルや詐欺を回避できますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
本記事で「物件の探し方について」、次回記事では「下見の重要ポイント・契約までの流れ」を2回にわたり詳しく解説したいと思います。
インドネシアでの物件の探し方
まずインドネシアでは法律上、外国籍名義の土地の所有は認められていません。
なので、外国籍の方は大家さんから賃貸するという形になります。
物件を探す方法は主に下記の3つです。
1.不動産仲介業者からの紹介
ジャカルタなどの都心部には、不動産仲介業許可を取得している日系の不動産会社があります。
語学に不安がある方は、日本人スタッフが駐在する日系の不動産会社に問い合わせた方が安心ですね。
2.大家さんに直接連絡
インドネシアでは大家さんと直接交渉することも珍しくありません。
下記の写真のように、「入居者募集」「売物件」など看板が出されていることが多く、記載がある番号に直接連絡→交渉という流れになります。
※物件探しに必要なインドネシア語集を下にまとめていますので、ぜひご覧ください。
きちんと契約書を交わせば、外国人名義でも問題ありません。
ただし、インドネシア語は必須となるので不安なようでしたら通訳を雇いましょう。
<注意点> まずはインドネシア人に連絡をとってもらった方がいいでしょう。 |
3.インターネット上で物件を探す
外国で物件を探すとなると、日本語が通じるのか少々不安になるかと思います。
インドネシアの物件は、日系企業や日本人スタッフが常勤している不動産屋さんがあるので日本語でも検索可能です。
▼各不動産サイトはこちらから▼
<日本人スタッフがいるので安心>
- 株式会社スターツインターナショナルインドネシア
公式サイト:https://kaigai.starts.co.jp/indonesia - 株式会社デザートアイランド
公式サイト:https://www.dessert-island.net/ - 株式会社メゾンマッププロパティ
公式サイト:https://maisonmap.com/
<その他>
- Booking.comでも検索可能できます
公式サイト:https://www.booking.com/homestay/country/id.ja.html?aid=356980&label=gog235jc-1DCAIYhwQoaEICaWRIFVgDaGiIAQGYARW4ARfIAQzYAQPoAQH4AQKIAgGoAgO4Aqz6wpYGwAIB0gIkZGM2NmYyODAtNjA5NC00NGFjLTk0MjItNGVhNzQ0ZTVjMzhm2AIE4AIB&sid=b38fd1550fa55af8352da04f38586798 - airbnbで「ホームステイ型」「一軒家タイプ」など選べます
公式サイト:https://www.airbnb.jp/?tab_id=home_tab&refinement_paths%5B%5D=%2Fhomes&search_mode=flex_destinations_search&flexible_trip_lengths%5B%5D=one_week&location_search=MIN_MAP_BOUNDS&category_tag=Tag%3A8542&search_type=category_change - ホームステイ専用のサイト
公式サイト:https://www.homestayweb.com/index.cgi?CD=ID&la=ja - インドネシア語ですがローカルが一番利用している物件探しのサイト
olx公式サイト:https://www.olx.co.id/properti_c88/q-kontorak
たくさんあって迷ってしまいますが、大体の相場なども上記のサイトで見ることができます。
他にも、インドネシアで発行されている媒体『ライフネシア』からジャカルタおすすめの物件も紹介されていますので参考にしてみてくださいね。
週刊Lifenesia「【2022年】プロがおすすめするジャカルタ物件情報|東京不動産」:https://lifenesia.com/?p=23356
不動産サイトは物件を探す時間がないときや、現地に物件の下見へ行くことができないときに便利ですね。
最近では、FacebookやSNSでも募集をみかけるようになりましたので、現地に足を運べない方はSNSで検索するのもひとつの手段でしょう。
《探し方のポイント》
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不動産仲介業許可を取得してないにも関わらず、個人仲介人をしてくる人がいます。
個人間ではやはりトラブルになる可能性があるので、費用は多少高くなってしまいますが心配な方は資格を取得している法人にお願いするのが無難です。
物件の種類
物件の種類は
- 一軒家(セキュリティ有無)
- アパート(家具家電付き)
- シェアハウス
- ホームステイ
この4つに大きく分類されます。
一軒家(セキュリティ有)
こちらはPermahan(ペルマハン)と言って、そこの集合住宅が他のエリアと分けられていて、入口にセキュリティがいる物件を指します。
《特徴》
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私は外国人女子のひとり暮らしだったので、このPermahan(ペルマハン)を選びました。
他の一軒家よりは少し値段は上がりますが、何かあったときはすぐ警備員が自宅まで来てくれるので安心です。
《注意点》 家賃が安い場所だと「警備員がいつも寝ている」「全然警備していない」などの可能性があるので、警備マネジメントのルールや安全面は必ず確認しましょう。 《理由》 ちなみに私のいるPerhaman(ペルマハン)で空き巣があった場合は、警備員が責任者以外全員解雇というルールですので空き巣事件はまだ起こっていません。そういった空き巣対策を確認しておくのも大切です。 他にも、「女性の家に男性を泊めてはダメ」などそのPerhaman(ペルマハン)によってルールがありますので、こちらも併せて確認してくださいね。 |
一軒家(セキュリティ無)
こちらはKanpung(カンプン)と言って、警備員やエリアが分かれてない物件を指します。
《特徴》
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空き巣被害にあうのはやはりセキュリティのいない家が狙われやすいので、ひとり暮らしの場合は注意が必要です。
何人かでシェアハウスするなどは問題ないかと思いますし、むしろ楽しいでしょう。
ご近所付き合いもありますので、インドネシア語の上達やいろいろな文化に触れたい方は、こちらのセキュリティ無の方が合っているかもしれません。
子どももたくさんいますし、ほのぼのしていていいですよ。
《注意点》 インドネシアには必ずRT(エルテー)と言う町会長がいますので、物件を決める前に会ってそのエリアの雰囲気や安全面などについて話をするといいでしょう。 |
アパート(家具家電付き)
こちらは日本で言うマンションで、家具家電付き物件のことを指します。
《特徴》
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はじめは家具家電や生活用品を揃えるのに一苦労しますから、単身赴任の方や、期間が決まっている方におススメの物件です。
《注意点》 〇〇がなくなっている、〇〇が壊れているなどトラブルが発生する可能性があります。 入居前に必ず大家さんと家財リストを作成し、サインをもらっておくといいでしょう。 書面を作るのが面倒な方は、入居前の状態を写真に撮って保存しておきましょう。最低限写真を撮っておけば証拠になります。 |
シェアハウス/ホームステイ
こちらはその名の通り、何人かで住む、または大家さんと一緒に住む物件のことを指します。
《特徴》
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バックパッカーなども多く利用していますので、外国人の友達を作るのに最適な場所でしょう。
ホームステイは大家さんがインドネシア人で、地元の郷土料理やその土地の文化などを肌で感じることができるので、インドネシア文化を深く知りたい方におススメです。
ホームステイを受け入れている大家さんは英語が話せる方が多いので、インドネシア語にまだ不安がある方でも大丈夫です。
《注意点》 悪気はなくても誰かが勝手に使って、どこかへ持って行ってしまうことがインドネシアではよくあります。 大事な物はきちんと管理しておきましょう。 |
物件探しに必要なインドネシア語集
ネットや物件情報などでよく使われる単語ですので、覚えておいて損はないでしょう。
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まず街中でよく見かけるのが「Dikontrakkan」「Disewakan」「Dijual」です。
こちらの文字が記載されていれば貸し物件もしくは売り物件という事になりますが、Dijual(ディジュアル)でも賃貸可能な物件もありますので気になる物件があれば問い合わせてみましょう。
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トラブルに巻き込まれそうなケース
よくあるトラブルは「名義を貸してくれた人とのトラブル」や「契約更新のトラブル」です。
先述したように、外国籍の方は土地を所有できません。
なので、インドネシア国籍を持つ人から「私の名義貸してあげるよ」や「私の名義で買って儲けは半分にしよう」などといった話を持ち掛けられることもあります。
名義を貸してくれた人が詐欺をしようという気持ちがなくても、仲違いなど友好関係が悪くなり「ここ私の名義だから」と、突然言われる可能性があります。
実際に私の知り合いも、このケースでトラブルに発展しました。
「契約更新のトラブル」とは、テナントや店舗で多い事例ですが、「内装費・修繕費のお金をかけたのに契約を更新してくれない」という事例。
本当は大家さんが使いたい→でも修理にお金がかかるから誰かに貸す→借りた人に修理してもらう→契約を更新せずに大家さんが自分で使うという例です。
もしくは、家賃を2倍の値段に上げてきて借りれない状況になるということも。
このようなトラブルを防ぐために、Barなどのオーナーは10年以上の長いスパンで物件を借りています。
実は私もこの被害に遭いそうになりました。
なかなか契約書を交わしてくれないのでおかしいなと思い、インドネシアで法律関係の仕事をしている人に相談しました。
「契約更新してくれないか、更新のときに家賃を上げてくる可能性が強く推測される」と言われてしまいました。
最終的には大きなトラブルに発展する前に回避できましたが、契約更新時は注意が必要でしょう。
万が一トラブルに巻き込まれても、書面がなければ基本的にどうすることもできず泣き寝入りするしかありません。
ですので、個人契約の場合もきちんと書面を作成しましょう!
まとめ
何も知らないとトラブルや詐欺に巻き込まれる可能性がありますが、きちんと手順を踏めばインドネシアでも問題なく物件を借りることが出来ます。
アドバイスとしてお伝えできることは、インドネシアでは必ず下見に行った上できちんと書面を交わすことです。
できれば、雨漏りした場合や故障個所が出た場合は誰の責任なのかも明確にした方がいいですね。
水道事情など、身の回りの事もご確認下さい。
▼インドネシアの水道事情についてはこちら▼
次回は、下見の注意点や契約の流れについて解説したいと思いますのでぜひこちらも参考にして下さいね。
▼後編はこちら▼
海外では「お金を払ってでも情報は手にしろ」と言いますので、こちらの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
少しでもインドネシア生活が快適で素敵な物になるよう応援しています。
一緒に頑張りましょう!!
最後までありがとうございました。
★maki green★