タイ 2020年最新版 インフラ計画進捗状況 Vol.2

首都圏と地方都市で鉄道開発加速

タイ政府は2010年に現在建設・計画されている都市鉄道事業の基となるバンコク首都圏都市鉄道マスタープラン(M-MAP)を策定。29年までに首都圏の鉄道網を全長509キロ、312駅に拡張することを目指している。ただ、新規・既存路線が郊外に延伸する中、連結性などの課題が浮き彫りになり、新路線の建設・整備を含む改訂版「マスタープラン(M-MAP2)」の策定を進めている。

 

順調な利用者増加も新型コロナウィルスで打撃

BTSグループ・ホールディングスは2月14日、19年4月~12月の利用客数が、路線拡張を背景に前年同期比3.6%増の1億8,650人となったと発表した。

スクンビットラインは、南部延伸区間のベーリング~ケーハ間が開通。北部延伸のモーチット~カセサート大学間も運転を開始。クーコットまでの全16駅は年内に全路線が開業する見通し。ただ今年に入って、新型コロナウィルス感染拡大による在宅勤務の増加や、商業施設の閉鎖などにより全体の利用者は急減。3月は前年同月比45.2%減の1,170万人とBTS開業以来、最大の減少幅を記録。1月~3月までの利用者も前年同期比17.5%減の5,040万人だった。

通常であれば満員電車も珍しくないBTSだがコロナの影響で空席が目立つ(4月撮影)

地下鉄・高速道路を運営するバンコク・エクスプレス・アンド・メトロ(BEM)は2月、19年の1日当たりの平均乗客数が前年比8.1%増の33万6,849人だったと発表した。延伸区間のフアランポーン~ラクソン間が開業したことが寄与した。3月末にはタオプーン~タープラ間が正式に開業し、1日当たりの乗客数は平均50万人に増えると予測した。

 

バンコク首都圏の鉄道、21年に総延長282キロに

高速鉄道を含むと10路線以上が乗り入れることになるバンスー中央駅がオープンする21年には、バンコクとノンタブリ、パトゥムタニ、サムットプラカーン3県を跨る都市型鉄道の総延長が、282.24キロになる見通しだ。

ダークレッドライン(バンスー~ランシット間26.3キロ)とライトレッドライン(バンスー~タリンチャン間15.26キロ)は年央から試運転を開始。モノレールのピンクライン(ケーライ~ミンブリ間37.3キロ)とイエローライン(ラップラオ~サムロン間33キロ)は1月末現在で工事進捗率が5割を超えたという。

さらに23年にはオレンジライン(タイ文化センター~ミンブリ)が開通。グレーライン(ワチャラポン~トンロー、ルンピニー~タープラ)、ゴールドライン(クルントンブリ~クロンサン区役所~タクシン病院)に加え、バンナーとスワンナプーム国際空港(クリック大学)を結ぶモノレールも検討されている。

 
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