今回は「ベトナムでの親子留学」について解説します。
この記事を読んでいる方の中には、「ベトナムが好き」「ベトナムに住んでみたい」といったベトナム好きな方や、漠然と子どもを海外のインターナショナルスクールに通わせてみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
- 東南アジアも好きで親子移住に興味がある。ベトナムで実現できる?
- ベトナムのインターナショナルスクールってどんなところがあるんだろう
- ベトナムの子育て環境について知りたい
といった疑問や悩みを解決できる内容をまとめました。
本記事で紹介した内容を読むと、ベトナムで親子留学をするメリットやどんなインターナショナルスクールがあるかが分かります。
ベトナムで出産を経験し、6歳と1歳の子育てをしている筆者が、自身の経験をもとにベトナムの親子留学について解説します。
ベトナムでの親子留学に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
ベトナムで親子留学する3つのメリット
国際色豊かな環境
意外に感じる方も多いかもしれませんが、ベトナムには多国籍の人が多く、インターナショナルな環境が整っています。
実際に子どもと公園に行くと、ベトナム人のほかに韓国人、欧米人、アラブ系の人などさまざまな国籍の子供たちが一緒に遊んでいます。
わが子は日系の幼稚園に通っているので英語は話せませんが、言葉が通じない相手にも臆することなくコミュニケーションを取り、一緒に遊んでいる姿をみるととてもたくましいなと思います。
比較的治安が良い
海外に住むとなるとまず不安に思うのが治安ではないでしょうか。
子供を連れての渡航となれば、その不安もより強くなると思います。
ベトナムは発展途上国の中でも比較的治安が良い国で、外務省の危険度情報ではどのレベルにも属していません。
外務省公式サイト:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_015.html#ad-image-0
過度に心配することはありませんが、それでもスリやひったくり、ぼったくりタクシーや外国人を狙った詐欺などはあります。
そういった事件に巻き込まれないためにも、事前にきちんと対策をしましょう。
対策例を下記に紹介します。
- スリやひったくり対策:リュックは前に抱えてもつ、ハンドバッグはもたない
- ぼったくりタクシー対策:有名なタクシー会社以外のタクシーに乗らない、Grabなどの配車アプリを利用する
- 外国人を狙った詐欺対策:見知らぬ人物に突然話しかけられても、甘い話には絶対に乗らないようにする
- 子どもを守るための対策:手をしっかり繋ぐ、歩道が狭い場合も多いのでバイク等に気をつける
上記のように対策を取ることで、トラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。
親日国で子ども好きな人が多い
ベトナムに8年間住んでいて一番強く感じるのが、ベトナムには親日家が多いということです。
タクシーのドライバーから「アイラブジャパン!」と言ってもらえたり、日本ブランドのバイクや製品をほめてもらえたりと、日本が好きだったり憧れている人が多い印象です。
実際に筆者が過去に住んでいた物件のオーナーは日本が好きすぎて、孫に「ユキ」という日本人風の名前をつけたと言っていました。
こうやって海外で日本人の印象が良いなと思う場面に触れると、日本人であることを誇りに思います。
また子どもが好きな人もとても多く、スーパーなどでぐずっているとあやしてくれたり、レジの順番を代わってくれたりします。
▼ベトナムでの子育てについて詳しくはこちら▼
経済発展真っ只中のパワーを感じられる
ベトナムは、いままさに開発や経済発展が進んでいます。
国が発展していく様子を間近で体感できるのは、先進国である日本や欧米圏ではなかなか経験できないことだと思います。
パワフルな人々や街の雰囲気は、子どもにとって語学以外の刺激にもなるのではないでしょうか。
▼ベトナム生活の魅力についてはこちら▼
ベトナム親子留学へ向けて準備するもの
ベトナムへ渡航する前に、下記を確認・準備しましょう。
- パスポート(残存期限を要確認)
- 海外旅行保険への加入
- ベトナムでも使用できるクレジットカードの準備
- SIMフリーの携帯電話を購入
- 航空券の手配
- 宿泊先の手配
SIMフリーの携帯電話はベトナムでも購入可能ですが、ベトナムに到着してすぐ使用したい場合は事前に日本で準備しましょう。
※日本では新しい携帯電話のほとんどがSIMフリーですが、もしお持ちの携帯電話がSIMロックがかかった状態の場合はお近くのショップへ行けば解除が可能です。(有料)
ベトナムの主なインター校
ホーチミン市にもハノイ市にも、インター校がたくさんあります。
そのなかから主要なインター校をいくつかピックアップしました。
ホーチミン市
インターナショナルスクールホーチミンシティ (ISHCMC)
ベトナムで1番最初(1993年)に創立されたインター校で歴史があり、2つのキャンパスで2~18歳が学んでいます。
59か国以上の国籍の生徒や教師が集まり、多様な文化に触れることができます。
Webサイト:https://www.ishcmc.com/
オーストラリアンインターナショナルスクール(AIS)
2006年に創立されたオーストラリア系インター校です。
幼稚園(1歳6か月~)から高等部まであります。
Thu Duc市(旧ホーチミン市2区)に3つのキャンパスを構えています。
Webサイト:https://www.aisvietnam.com/
カナディアンインターナショナルスクール
2009年創立のカナダ系インター校で、幼稚園~高等部まであります。
日本人学校もあるホーチミン市7区にキャンパスがあります。
Webサイト:https://www.cis.edu.vn/en
ルネッサンス・インターナショナルスクール・サイゴン
イギリスのカリキュラムを取り入れたインター校で、2~18歳の生徒が学んでいます。
CISと同じく、ホーチミン市7区にキャンパスがあります。
Webサイト:https://www.renaissance.edu.vn/
ブリティッシュインターナショナルスクール(BIS)
BISのホーチミン校です。
1997年に創立され、現在Thu Duc市に3つのキャンパスがあります。
生徒の対象年齢は2~18歳です。
イギリスのカリキュラムをベースとしたIGCSEや、世界的に有名な国際バカロレア教育のディプロマプログラム (IBDP)に基づいたカリキュラムを提供しています。
Webサイト:https://www.nordangliaeducation.com/our-schools/vietnam/ho-chi-minh-city/bis
ハノイ市
ザ・インターナショナルスクール@パークシティハノイ(ISPH)
50以上の異なる国籍を持った生徒が集まり、イギリス式のカリキュラムに基づいたプログラムを提供しています。
2011年にマレーシアの首都クアラルンプールで創立され、ハノイ校は2019年に開校しました。
Webサイト:https://www.isph.edu.vn/
ハノイインターナショナルスクール(HIS)
現15の異なる国籍をもった生徒(4~18歳)が学んでいます。
国際バカロレア認定校です。
Webサイト:https://www.hisvietnam.com/
ユナイテッドネーションズ・インターナショナルスクール・オブ・ハノイ(UNIS)
3~18歳を対象としたインター校で、35年の歴史があります。
国際バカロレアのプログラムを提供しています。
世界に2校しかない国連のインターナショナルスクールのうちの1校です。
Webサイト:https://www.unishanoi.org/
ブリティッシュインターナショナルスクール ハノイ(BIS)
BISのハノイ校です。
生徒の対象年齢は2~18歳です。
イギリスのカリキュラムをベースとしたIGCSEや、世界的に有名な国際バカロレア教育のディプロマプログラム (IBDP)に基づいたカリキュラムを提供しています。
Webサイト:https://www.nordangliaeducation.com/our-schools/vietnam/hanoi/bis
コンコルディアインターナショナルスクールハノイ
アメリカ系のインター校で、4~18歳を対象としています。
米国式のカリキュラムに沿った学習プログラムが提供されています。
Webサイト:https://www.concordiahanoi.org/jp
まとめ
ベトナムで親子留学するメリットやインター校について紹介しました。
次回は各インター校の費用やカリキュラムなどの詳細についてまとめたいと思います。
「子供が学校へ行っている間の時間を使ってベトナムで働いてみたい!」という方は、ぜひアイコニックのキャリアアドバイザーへご相談ください。
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